2011年09月10日

最終予選突破おめでとう

女子サッカーオリンピック最終予選、
北朝鮮戦は1−1のひきわけとなる。

しかし内容では完全に相手がゲームを支配していた。
日本にリズムがあったのは、はじめの10分と
後半ラッキーに点をいれた直後の時間帯だけで、
あとはずっとせめられつづける。
北朝鮮のプレッシャーはきつく、
日本はパスのだしどころがない。
ボールをたてにいれると全部とられてしまうので
よこにパスをだしてばかりだ。
あと2分をしのげば、という
ロスタイムでの失点はたしかにいたかったが、
あの内容でかっては
北朝鮮にもうしわけないような試合だった。

選手たちのコンディションはそうとうわるかったようだ。
W杯優勝でのいわゆる「なでしこフィーバー」により、
7月からずっとやすめるときがなかった。
岡山での合宿でもおちついて練習できる環境になく、
選手たちがほんとうにひといきつけたのは、
この最終予選がはじまってから、というからすごい。

日本は北朝鮮とひきわけたが、
そのあとにおこなわれた中国とオーストラリアとの試合で
オーストラリアが1−0でかったため、
ロンドンオリンピックへの出場権をえた。
いまひとつ調子にのれないオーストラリアにまけるのだから、
中国にもいろいろ問題があったのだろう。
でも、日本が11日の中国戦のまえに
予選突破をきめることができてほんとうによかったとおもう。
北朝鮮とのひきわけによるいやなムードをひきずって
中国戦をむかえたら、
いまの「なでしこ」にとってそうとうなプレッシャーになっていたはずだ。
最終予選でもとめられるのは、
とにかく結果だけでしかない。
時間かせぎをせめられようが、
とにかく上位2チームにはいることが
どうしても必要だった。
つかれはて、ヘロヘロだったとしても、
とにかく結果をだした「なでしこ」チームに感謝したい。

中国との最終戦に日本チームはどういうかんがえかたでのぞむだろう。
もちろん佐々木監督はがらっとメンバーをかえることもできる。
でも、きっと北朝鮮戦とおなじメンバーをくむだろし、
選手たちもそれをのぞんでいるとおもう。
自分たちがやってきたこと、
これからやろうとすることを確認するためにも、
「なでしこ」らしいサッカーをさいごにもういちどみせてほしい。

posted by カルピス at 18:23 | Comment(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月09日

カンボジア旅行を計画する ー3ー(カンボジア語)

旅行にそなえてカンボジア語(クメール語)の入門書を図書館でかりる。
『ニューエクスプレス カンボジア語』(上田広美・白水社)という本だ。
CDをきいているとなんとなくタイ語ににている気がする。
勉強でもなんでも横道にそれるほうがたのしいのはよくあることで、
以前かったままになっていた『タイ語でタイ化』(下川裕治・双葉文庫)をひっぱりだす。これはタイ語のテキストというより、
タイ語をめぐるコラムみたいな本だ。

タイ語ではボーッとする、というときに
「ユーチューイチューイ」
という表現があるそうだ。
ただでさえボーッとすることがすき
(あたりまえ)なタイのひとが
あえて言葉にだして「ボッーとする」
というのだから腰がはいっている。
下川さんによると

「ユーチューイチューイはボーッとするなかでも
最高峰に君臨するほどの状態を示すわけだから、
もう言葉が出ないくらいなにもしない。
本当に気が遠くなるほどボーッとしてしまうのである」

ということだ。
そして、さらに
「ユーバーンチューイチューイ」
といういいかたがあって、
これは

「最低でも半年、いや一年以上、家でなにもせずにいることを指すことが多い」

というからすごい。
日本語ではそういうときにどういうだろう。
「1年以上ひきこもる」というとあまりいい意味にとられそうにない。
タイ語の「ユーバーンチューイチューイ」からは、
ちいさなことを気にかけないおおらかさををかんじる。
タイにはだらだらを肯定する文化がある。
カンボジアへの旅行をまえにして、
タイ語の勉強ににげこみたくなってきた。

posted by カルピス at 20:55 | Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月08日

カンボジア旅行を計画する −2−(ホテルの予約)

これまでの旅行では、ホテルの予約をしたことがない(ツアーをのぞく)。
でも今回は、ネットをつかうとどれだけのことができるのか
ためしてみたかったし、
シェムリアップ到着が夜の10時40分とおそかったので、
パソコンで検索をかけてみる。

おどろいたことに
(おどろくほうがどうかしているのかもしれないけど)、
日本語で簡単に予約ができた。
いくつもあがってくる候補から条件をしぼり、
1泊1000円ちょっとのホテルにきめる。
1000円でも朝食こみ・エアコン・ホットシャワー・無線LAN
という環境なのだから、ずいぶん快適そうだ。

はじめての海外旅行では、
ゲストハウスのドミトリーにとまった。
エアコンやホットシャワーなど
もとめる気はさらさらなかった。
それだけ着実にジジイになってしまったことをおもいしらされる。
でもまあいいや。
年齢におうじて(収入におうじて、
とはいえないのがかなしいところ)
それ相応の旅行のしかたがあるだろう。
パソコンでホテルに予約をいれる旅行は
わたしになにをもたらすだろう。
とびきりの、いいであいがあればいいけど。



posted by カルピス at 22:43 | Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月07日

カンボジア旅行を計画する−1−(チケッットの予約)

カンボジア旅行を計画する。
わかいころに影響をうけた一ノ瀬泰造さんの
『地雷を踏んだらサヨウナラ』にでてくる
アンコールワットと(とうぜんシェムリアップにとまることになる)、
せっかくだからベトナムにもよってみようとおもう。

島根県松江市にすむわたしにとって、
海外旅行といえばむかしは成田、いまは関空を
どうしても利用しなければならないとおもいこんでいた。
でも、米子からソウルをむすぶアシアナ航空の定期便をつかえば、
わざわざ関空へいかなくてもいいことを去年の社員旅行(ソウル)でしる。
チケットをしらべてみると、米子ーソウルーシェムリアップ
・ホーチミンーソウルー米子の往復で9万1000円ほどだ。
関空経由をみると、関空ーホーチミンの往復が10万5000円(ベトナム航空)。
この便は関空を午前10時半に出発するので前泊が必要になる。
なんだかんだかんがえると米子経由のほうが楽だし、
はじめてのスタイルなのでたのしそうだ。

アシアナ航空でチケットを予約する。
はじめてしったことは、
いまはネット上のE-Ticketというものにかわり
これまでの紙のチケットはもうつかってないのだそうだ。
チケットをもたないでチェックインするのはなんだかこころもとないが、
かんがえてみると、
国内線でも予約したときのクレジットカードを
空港の機械にさしこんでチケットを手にしていたので、
似たようなことはやっていたのだ。
チケットがないことのいいところは、
チケットをなくすことがない、ということにつきる。
これまでみたいにチケットをもっているか
なにかと気にかけてないといけなかったのが
すごく楽になりそうだ。


チケットのかわりに「旅程」というのがメールでおくられてくので、
それを自分でプリントしてもつことになる。
国によってはかえりの便が確保されていることが
入国のときに必要なところもあり、
そういうときにはこの旅程をみせることになる。
いろいろかわることがあるけれど、
まさかチケットがなくなるとはおもってもみなかった。





posted by カルピス at 22:13 | Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月06日

あんなに残念がる遠藤をはじめてみた

フリーキックをはずして
あんなに残念がる遠藤はみたことがない。

きのうにつづいてW杯3次予選、対北朝鮮戦のはなしだ。
後半25分に得たフリーキックで、
遠藤はゴール右をねらうとみせかけて
左上のすみをねらったがわずかにはずれた。
そのあと自陣にもどるときにみせたくやしそうな表情は、
いつもクールな遠藤らしからぬものだった。
ずっとおしながらもこの時間まで0−0できていたので、
どうしてもきめておきたかったのだろう。

この日、北朝鮮のGKリ・ミョングクは試合の前半で右足首をいためている。
しかし、足をひきずりながらもファインセーブをつづけ、
やっかいな存在となっていた。
遠藤は、ゴール左をねらえば
GKが反応しにくいことを計算していたとおもう。
それまでおこなわれた攻撃は、
全部GKの左側へのものだったので、
右足をいためていたリ・ミョングクでも
なんとか対応できていたのだ。

遠藤のキックはわずかにはずれた。
右サイドへのリ・ミョングクのうごきはスピードがなく、
枠をとらえてさえいれば
得点の可能性はかなりたかかっただろう。
ロスタイムに吉田マヤのヘディングが劇的にきまったこの試合は、
はじめてみる遠藤の表情とセットで記憶されそうだ。


posted by カルピス at 22:15 | Comment(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月05日

魅力のあった解説者としての岡田さん

W杯3次予選北朝鮮戦をみる。
前代表監督の岡田さんが解説をされていた。
監督のときはぶすっとした表情ばかりで
たのしさがまったくかんじられず、すきではなかった。
でも、解説者としの岡田さんはおもしろかった。

前半の終了間際に北朝鮮がはじめてのコーナーキックをえた。
ハーフタイムに前半をふりかえっているときに、
アナウンサーが「いやな時間帯に・・・」みたいなことをいうと、
「そんなことをいうからいけないんですよ」とつよくいましめたのだ。
そうしたマイナス思考がどれだけまわりにわるい影響をおよぼすかをつよくしんじ、
自分でも絶対にそうしたかんがえかたをしないようにしておられるようだ。

後半終了間際からロスタイム(5分)にかけて
日本の怒濤の攻撃がいずれも不運やゴールキーパーのファインセーブにはばまれる。
もうひきわけか、とわたしはおもった。
みていたひとのおおくもそうおもっただろう。
それでも終了2分前に吉田の劇的なヘディングがきまり、
そのまま日本が1−0でかつことができた。
あとで試合をふりかえったとき、
アナウンサーが「もうこのまま0−0で終了か、とおもいました」というと、
岡田さんは
「でもそれをいわなかったからかてたんです」とまたつよい口調でいうのだ。
味方がせっかくせめてるときにガタガタとうろたえるのを非常にきらっている。
「いまガタガタする必要は全然ない」というセリフをなんどか口にされた。
気もちのもちかたということについて、
みょうに芯のつよいひとだとおもった。
もうひとりの解説の山本さんがあたりさわりのないことをいうのにくらべ、
岡田さんは自分のことばではなし
(解説なんて仕事をなんどもやるつもりはないので、
自由にいいたいことをいえばいいや、という気らくさをかんじた)
戦術についてよりも、
そこからはななれた気もちのもちかたについての意見がとくにおもしろかった。
だから監督のときにチームをつよくできなかった、といえるかもしれないけど、
いわゆる精神論とはまたちょっとちがうかんじだ。
解説の岡田さんは監督のときよりはるかに魅力があった。

posted by カルピス at 21:42 | Comment(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする