2011年09月28日

ダイオキシンによる残酷な被害 (ベトナム旅行3日目)

ホーチミン市内のツアーに参加する。
小型バスに20人ほどがのりこみ、
9時から4時までの7時間で10カ所の名所をまわる。
おみやげ屋さんで休憩すると
お金をはらってのみものを注文しないておいけないし、
昼食は1ドルだけがツアー料金にふくまれていて、
それ以上は自分ではらわなければならない。
きのうのツアーとちがい、
参加者にあまり一体感はなく、
ガイドが冗談をいってたのしませてくれるものの
わたしにとってはあまりおもしろみのないいちにちだった。
ホーチミンの人口が900万で、
オートバイの数が600万台もあることをおしえてくれる。
日本製のオートバイはやすくても800USドルするそうで、
中国製のコピーがでまわっていて、
やすいのは400USドルからあるという。

戦争証跡博物館では1時間をすごす。
枯れ葉剤による被害について紹介するスペースでは、
ダイオキシンの影響で
先天的な障害をもって生まれたひとたちの写真が
たくさん展示されている。
神様がふざけてつくったとしかおもえない残酷な奇形だ。
とても写真をとることができなかった。
アメリカは、自分の国の関係者には手あつい保障をしながらも、
ベトナムのひとには
この薬と被害の関係性をみとめてないのだそうだ。
いっしょにまわったツアーにアメリカ人もいた。
デリケートな問題なので、
この博物館についての感想を彼にきくことはできなかった。
(ベトナム戦争で300万人のベトナム人が死に、
そのうちの200万人は一般市民で、
200万人が負傷し、
30万人が行方不明になっている)

トラベラーズチェックを両替しようとしても、
どの銀行もうけつけてくれない。
ビザのチェックがよわいということもあるけど
(アメリカンエクスプレスならOKといわれたところが2カ所ある)、
ベトナムではトラベラーズチェックが一般的ではないのだ。
そんな大事な情報がガイドブックにのってないなんて。
あすからのムネイゆきと、
ホーチミン市にもどってからの2日間のお金を
どうするかなやんでいたら、
ホテルにはいっている旅行会社のひとが
「カードをつかったら?」と提案してくれた。
ムネイへのツアーもカードではらえるのだ。
彼女がもっている機械に
わたしのJCVのカードをとおしてみたらうけつけてくれた。
これでお金の心配がなくなりすごく気がらくになる。
旅行に関するわたしの感覚があまりにもふるいようだ。
いまの時代はネットとカード、
それにサッカーへの興味が旅行をたのしくしてくれる。

安心してかいものができるようになり、
さっそくむすこへのおみやげにTシャツをかった。
彼はスケボーをやるので、
ちょうど目についたスケボーの専門店で
スケボーメイカーのシャツをかったのだ。
お金のことを気にしなくていいと、
旅行はいっきょにたのしくなる。

posted by カルピス at 21:31 | Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする