親善試合のサッカー日本対ベトナムの試合をみる。
先週まで旅行していた国と
日本代表が試合をするなんて、
おもしろい縁があるものだ。
日本はオプションのシステムとして
これまでなん回かためしている3−4−3をとりいれる。
そして、これまでとおなじようにうまく機能しない。
なんとか1点はとったけど、
だんだん日本のやりかたになれてきたベトナムが
いい場面をつくりはじめる。
ベトナムは、スピードと持久力がうりものなのだそうだ。
ほんとによくはしり、
セカンドボールもよくとっていた。
日本を相手にひいてまもるのではなく、
たかいラインをたもってなんどもオフサイドをとっていた。
香川のドリブルは
相手にかんたんにとめられていたし、
遠藤がいないせいか、
いい縦パスがほとんどはいらない。
日本は後半に4人の選手をかえる。
わたしのだいすきな中村憲剛もでてきて、
長谷部にかわってトップ下にはいる。
システムは4−2−3-1にかわった。
テレビの解説者は、
なかなかせめきれない日本にたいして不満そうだったが、
4人もいっぺんいかえて
すぐにおちついたプレイができるわけないのだ。
憲剛はなんどかいいパスをだすけど、
オフサイドになったりうまく味方にあわなかったりで
追加点をうばうことはできない。
細貝がやたらにファールをして
相手をとめるのが気になった。
FIFAランキングでは130位のベトナムに、
日本はほとんどよさをだすことができなかった。
ザッケローに監督は、
これまであまりみる機会のなかった選手たちを
ためしてみたかったのだろう。
この試合の位置づけは、
主力以外の選手の発掘とみきわめであり、
3−4−3システムへのなれだったのだから、
こういう内容もありなのだろう。
ベトナムのいいところばかりがめだつ試合だった。