なでしこリーグをテレビでやっていた。
連休にあわせ、スカパーが無料のチャンネルを提供してくれたのだ。
はじめてのなでしこリーグとして、
岡山湯郷BellとINAC神戸の試合をみる。
神戸には日本代表の選手がたくさんいる。
澤・近賀・川澄・大野・海堀・田中、それに高瀬。
湯郷でしっているのは宮間とキーパーの福元だけだ。
代表選手の数がそのまま試合内容にも反映され、
ずっと神戸がせめつづける。
湯郷はなんどかチャンスをつくるものの、
たとえゴールちかくにいても
得点のにおいがまったくしなかった。
前半25分に澤・大野・川澄が、
湯郷のディフェンスを完全にくずして先取点をいれる。
あとどれだけはいるのだろう、と
心配してみていると、
けっきょく得点はこの1点だけにおわった。
サッカーではこうゆうことがよくある。
試合後のインタビューで、
ホームの選手代表ということなのか
宮間がよびだされた。
女性アナウンサーが
「いつも代表でいっしょにプレイしている
選手と(リーグ戦で)たたかうのは
どんなかんじですか?」
なんてきくと、
宮間は「ほかのチームにも代表選手はいるので、
神戸が特別とおもったことはない」と
そっけなくこたえる。
宮間は自分の、そしてチームとしての湯郷のプレイに
満足できなかったようで、
まったく愛想がない(もっとも、いつもそうだともいえる)。
試合後は、憮然とした表情で湯郷の選手たちとはなしあっていた。
なでしこリーグの順位表をみてみると、
神戸はこれまでまけなしの10勝1分で(勝ち点31)、
2位の日テレに9点差をつけての1位だ。
湯郷は勝ち点19の4位。
神戸がこれだけ突出した選手層をもっていることは、
リーグ全体としてみたときに、いい状況といえるのだろうか。
せめてもう1チーム、神戸のライバルとなるところがあれば
リーグ戦としてたのしみがあるけど、
このままでは断トツの1位でおわりそうだ。
女子サッカーの人気が一瞬だけのものにならないためには、
魅力のある試合内容と、興味のもてるリーグ戦が必要ではないか。