しりあいのハーブショップでベトナムコリアンダーをかう。315円。
まえにかった苗はぶじ冬をこしたのに、
夏になると雑草にうもれて消滅してしまった。
店長さんがいわれるには、
雑草につよい植物なのだそうだから、
わたしの管理がいいかげんだったのだろう。
コリアンダーはごぞんじタイ料理につかう「パクチー」だ。
1年草のセリ科で夏のあつさではそだたない。
タイでつかわれるハーブがなんで夏にないのか不思議だけど、
店長の説明をきくとなんとなく納得した
(だけどやっぱり不思議)。
夏にもパクチーがほしいので相談すると、
このベトナムコリアンダーをすすめられたのだ。
こちらは多年草で、ずっとたのしむことができる
(枯らしたらダメですね)。
パクチーはヨモギみたいな形をしているのにたいし、
ベトナムコリアンダーはもっと1枚1まいの葉がしっかりしていて
まるで木の葉みたいだ。タデ科の植物だという。
形は全然ちがうのに味はよく似ていて、
じゅうぶんパクチーのかわりをしてくれる。
スープやいためものにもいいし、
ためしに孟宗竹といっしょにナンプラーで煮てみたら
ただならぬおいしさだった。
ベトナム旅行のときたべたフォーに、
このベトナムコリアンダーはつかわれていただろうか。
フォーのつけあわせとして、
何種類かの香草がお皿にもってでてくるけど、
どれがなんなのかよくわからなかった。
わからなかったけど、パクチーの味はしてたような気がする。
あいまいな記憶、というか味覚で、
そこがまたパクチーのいいところだ(意味不明)。
ベトナムコリアンダーは50センチくらいのたかさまでそだつらしい。
いまはまだ葉があまりついてないので、
しばらくは料理につかわないで
おおきくそだつのをまとう。
もうすぐパクチーも販売されるそうで、
今年は両方のかおりをたのしみたい。