山口県の行動援護従業者要請研修のうちあわせで下関へ。
12時からの会なので、にがてな「やくも」にのらなければならない。
やくも特有のゆれ方がきらいで、
できるだけバスや飛行機をつかってきた。
今回はそういってられないので、
よいどめの薬をのんでやくものシートにおさまる。
薬はたしかによくきいた。
本をよんでもなんともなく、
車内読書用にもってきた本をよみおえてしまい、
下関で本(というより活字)をかいたさなければならなかった。
まえはよいどめの薬をのむと、
よいはしないけれど、ぼーっとした状態がつづき、
いずれにしても気分がわるかったものだ。
今回のんだアネロン「ニスキャップ」は全然そういうことがなく、
ずっと快適にすごすことができた。
うちあわせはぶじにおわる。
活発な活動をされている方々のあつまりで、
いいかんじで確認がすすむ。
わたしは、自分がうけもつコマをざっとふりかえり、
いよいよ本番がちかづいてきたことを実感する。
かえりは「スーパーおき」にのった。
特急なのに2両編成だ。
いきにのった新幹線は16両だったので、
さすがに山陰をとおる列車はちがう、と
妙に納得できた。
よみはじめた本に、森鴎外のことがかかれている。
で、ふと窓のそとをみると列車は津和野についており、
駅にぶらさげてある観光案内板に「森鴎外記念館」とかいてあった。
こういうすてきな偶然がおもしろい。
下関までの道中でよんだ『ヤングアダルトパパ』
(山本幸久・角川書店)は
あまりいいできの作品ではなかった。
はずれのない山本幸久さんにしては、
はっきりおちるレベルといってよい。
『凸凹デイズ』とおなじ作者のものとはとてもおもえない。
図書館でもうあと2冊、山本幸久さんの本をかりている。
山本さんの本らしい、
よんだあとすがすがしいものであることを期待している。