トヨタヴィッツカップ
INAC神戸対アーセナルレディースとの試合をみる。
アーセナルはイングランドの強豪チームで、
代表チームに4人の選手をおくりこんでいるということだ。
そのイングランド代表に、
日本はW杯で0−2でやぶれている。
試合開始後のしばらくはおたがいに様子みで、
なんとなくやりにくそうだったけど、
神戸は相手のつよいあたりにもなれ
だんだんボールを支配するようになる。
でも、ゴールはうまれない。
パスはつながるのに、さいごの1本の精度がたりない。
この試合については大野がブレーキになっていて、
なんども決定的なチャンスをのがしてしまう。
川澄は彼女らしいスピートどスタミナをいかしてはしりまわるが、
もういっぽのところでシュートにもちこめない。
けっきょく後半に1点ずつをいれあってのひきわけとなり、
MVPには1点目をきめたチ=ソヨン選手がえらばれて、
賞品のヴィッツがおくられた。
試合のあいまに、
神戸の選手たちが出演するトヨタのCMが何本もながれる。
グランドでふとんにくるまってねている選手たち
(いい走りにはいい休息を、なのだそうだ)。
ハーフタイムにロッカールームでのうちあわせで、
ヴィッツのはしりとかけあわせて
テキトーなことをいう星川監督と
ぜんぜんまじめにきいてない神戸の選手たち。
かずうったのが、すこしでもあたればいいやと、
気をぬいてつくったよさがでていてたのしい。
製品をうらなければ、という過剰なプレッシャーがないし、
そんなにお金をかけてないから冗談がつうじる世界だ。
こういう試合がみれるのは、
なでしこブームというおい風だけでなく、
スポンサーになってくれたトヨタのおかげかもしれない。
企業イメージはよくないが、
こういうことにお金をつかってくれると
またちがった印象をもてるかもしれない。
12月8日から18日までの日程でひらかれる
FIFAクラブワールドカップジャパン2011も、
トヨタがスポンサーだ。
4年ぶりに日本でひらかれるクラブワールドカップで、
日本からはJリーグの優勝チームが
参加することになっている。
バルセロナと試合するには
決勝までの3試合にかたなければならず、
ハードルはとてもたかい。
なんとか今年さいごにいい夢をみせてもらいたい。