ソウルからの便は予定より1時間おそく出発し、
バンコクへついたのは夜の11時(日本時間1時)だった。
飛行機のなかでは3列の座席にひとりだったので、
よこになることができてとてもたすかった。
できるだけコンディションをおとさないで
マラソンレースをむかえるためには
ねむれることがいちばんだ。
スワンナブーム空港ははじめて利用する。
2階にはたくさんのレストランがはいっていて
とてもにぎやかだ。
夜もおそいので、食事をとるのはやめ
3階にある国内線のり場でよこになれる場所をさがす。
このときのために、今回の旅行では
わざわざ寝袋とマット、それにシートをもってきている。
なかなか適当な場所がなく、
チェックインカウンターがむかいあっているひろい空間にベンチがあったので、
そこに寝袋をひろげる。
空港はかなりさむく、夏用の寝袋にくるまってちょうどいいくらいだ。
あかるくて、ひとのうごきもおおいが、
こういうところのほうがかえって安全だとおもうことにする。
ここで1時から4時までなんとかねむることができた。
4時になると旅行客がおおくなり、
ひとつのベンチを占領しているのがもうしわけなかったので、
寝袋をたたみ、チェンマイゆきのチェックインカウンターちかくに移動した。
4時45分にチェックインし、
待合室にはいってからも1時間よこになる。
6時半になってようやく外があかるくなる。
あすのマラソンは4時がスタートなので、
2時間半はくらいなかをはしることになりそうだ。
なんとかからだをやすめることができたので、
完走にむけてのひとつのハードルをこえたとおもいたい。
チェンマイ空港につくと、
タクシーですぐに予約していた「ブンミ・ゲストハウス」へ。
まだ9時だったのに、うるさいことをいわずチェックインさせてくれた。
チェンマイはぜんぜんあつくない。
エアコンもいらないぐらいだ。
ターペー門にもうけられている大会本部にでかけ、
エントリー代の1010バーツをはらう。
外国人は35ドル、とネットにはかいてあったけど、
ドルでもバーツでもうけとってもらえた。
そのあと朝ごはんをたべられる店をさがす。
これまで2回きたことがある町なので、
すこし土地勘がある。
市場のほうにむかってあるくと、
タイ料理をたべさえてくれる食堂があった。
クッティヤオ・ナン(うどん)とごはんに野菜いためをのせたものを注文する。
18年まえは20バーツだったクッティヤオ・ナンが30バーツになっていた。