今回の旅行は25日のマラソンレースが目的であり、
それがすめばすべて「おまけ」みたいなものだった。
日本にもどらなければならない31日までのみじかいあいだに
あまりあわただしいうごきはとりたくないので、
レースのあったチェンマイを中心に、
北タイをまわろうとしたらこういう日程になった。
結果として、なんだか
「感傷旅行」みたいになってしまった。
まえの旅行でまわったことがある3つの町
(チェンマイをいれると4つ)を
24年ぶりにおとずれている。
おとずれた町はどこもすごくかわっていて、
自分の記憶とのちがいにおどろくことになる。
前回きたのは24年もまえのことなのだから、
かわっていてあたりまえともいえる。
でも、たとえば日本のどこかの町が、
こんなにはげしい変化をすることがあるだろうか。
変化はあたりまえといっても、
タイのそれはけたがちがっているようにおもう。
チェンマイもチェンライもチェーセンも、
この四半世紀ですっかりかわった。
もちろんそれは外見上のことであり、
すんでいるひとたちの内面については
わたしなどがうかがいしれることではない。
とはいえ、町はかわったけれど、
いぜんとおなじようにたのしく旅行させてもらった。
またいつかこの地方をたずねたときに、
2011年のクリスマスにはしった
チェンマイマラソンのことを
なつかしくおもいかえしたい。