このごろは毎年のように
「今年はお正月らしくない」とおもうようになった。
今回は元旦に帰国するという、
とくに異例のスケジュールだったので
なおさらなのだろうか。
紅白をみて、年こしソバをたべ、
元旦にはお雑煮をたべたあち初詣をする、
というのがわたしがイメージする「お正月」なのだけど、
家族の構成や年齢などによって、
それらがだんだん形骸化してくる。
今年はついにそのどれもをスルーすることになった。
タイでは、12月30日にも学校に生徒がかよっていた。
お正月はあまりおおきなおいわいごとではないそうで、
大晦日と元旦だけやすみ、と
たまたま食堂ではなしたタイのひとがいっていた。
タイ人にとって、いちばんおおきなおまつりは
4月にあるソンクラーン(水かけ祭)だという。
そのひとがいうように、
たしかに大晦日にも両替所はひらいていたし、
いきつけの食堂やタイマッサージの店も、
いつものように営業していた。
空港への足がなくなったらこまるなー
と心配していたけど、
そんなことはまったくの杞憂で、
すぐにトゥクトゥクをとめて空港にむかうことができた。
紅白もソバもお雑煮もスルーしたけど、
なんとかサッカーの天皇杯には間にあったし、
きょうは箱根駅伝もみることができた。
これはこれで、印象にのこるお正月となりそうだ。