2012年01月16日

ローマ字のサイトをたちあげるには

梅棹忠夫さんの影響で
できるだけ漢字をつかわずに文章をかいている。
原則として、訓よみの漢字はつかわないで、ひらかなでかく。
どうしてもひらかながつづいてしまうときがあり、
はじめてみるひとにはよみにくいものになっているかもしれない。

漢字のどこに問題があるのかというと、
梅棹さんによれば、
ひとつの漢字によみかたがなんとおりもあり、
はっきりとした規則がないままつかわれているので、
学習するのに膨大な時間がかかるということがまずひとつ。
外国人が日本語をまなぶときにおおきな障害となるし、
はじめてまなぶという意味では、
日本人の小学生にとってもたくさんの漢字をおぼえることは
おおくの労力が必要であることにかわりはない。

そしてもうひとつの問題点は、
漢字はパソコンとなじみにくく、
このまま漢字をつかっていては
世界的にすすんでいる情報化社会のながれに
ついていけないという懸念からのものだ。

漢字は日本の文化だから、
というかんがえをよくみみにする。
しかし、文化のすべてをかならず
ひきつがなければならないわけではない。
将来の日本にとって弊害のほうがおおきいのであれば、
ちがう文化をえらべばいいだけのことだ。
ローマ字で日本語をかくということは、
べつに日本語をすてるわことではない。

梅棹さんは、いちばん日本語にあっているのが
ローマ字による表記だといい、
ローマ字運動につよい関心をもってとりくんでおられた。

というわけで、ローマ字でかかれたサイトにわたしは関心をもっている。
ローマ字でかくことにより、
漢字かなまじりでかかれた
いわゆるふつうの日本語のサイトより、
はるかにたくさんのひとによんでもらえだろう。
それがひろまれば、ローマ字による日本語が
標準となるときがくるかもしれない。
英語でいいじゃないか、というかんがえはとらない。
英語表示をえらべるサイトはいまでもあるし、
そもそもなんで日本人がサイトをつくるときに、
わざわざ外国語をつかわなければならなのだ。

わたしがかいているようなブログを
ローマ字にしたとしても、
その影響はたかがしれている。
できればヤフーみたいに
いろいろなコンテンツがあるほうが
たくさんのひとに関心をもってもらいやすい。
どこか、またはだれか、
そういうこころみをしているひとがすでにいるだろうか。

そのためには、漢字まじりでかかれた日本語を
ローマ字に変換してくれるソフトが必要だ。
もちろんわかちがきもしてくれないとつかえない。
ネットでさがしてみたら、
「KAKASI」という変換プログラムがみつかった。
Macではひらけないようなので、
職場のパソコンでためしてみたい。

ことしの目標は、というほどのものではないけれど、
なんとかローマ字のサイトをちかいうちにたちあげたい。



posted by カルピス at 23:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | 表記法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする