ひさしぶりに2時間はしる。
おだやかな天気だったこともあり、
たのしいジョギングとなった。
できれば2時間を、とおもってはしりだし、
1時間くらいからいいかんじになってきたので、
そのまま2時間になるようなコースをとりながらはしる。
たのしかったのはまんなかの30分ほどで、
さいごの30分はもう足がスムーズにまえにでない。
この2倍の距離であるフルマラソンを
よくはしれたもんだとおもう。
はしった、という体験をもてたことは
すごく自信になっている。
はしりおえて1時間たったころに、
左足がなんどもケイレンをおこす。
ケイレンぐらいどうってことない、
と足にいいきかせるけど、
すごい形相をしないとごらえられないぐらいいたい。
これから週に1回は2時間をはしり、
ながい距離を頭と足におしえていくつもりだ。
はしっていると、
自動車にのっているひとがよく目にはいる。
ふとった男性がいい自動車に
ふんぞりかえってのっていると、
お金をかけて寿命をちぢめているだけじゃん、とおもう、
よけいなお世話だけど。
『BORN TO RUN』に
「最高のシューズは最悪」ということがかかれている。
かんがえられるかぎりの手をつくして
足を保護する最高級のシューズは、
じつは足にとってもっともわるい環境、ということだ。
おなじような意味で、
最高の生活は最悪、といういい方もできる。
豪華な自動車にのり、
からだをうごかすことなくすごせる家や職場は、
人間のからだにとって最悪な環境だろう。
夜になってもいい気分がつづいている。
肺が、たくさん仕事をしたことをよろこんでいるかんじだ。
はしるために生まれたんだ、と
さりげなくいえるようになれるかな。