2012年02月09日

チェンマイマラソンのゴール写真がアップされる

12月にはしったチェンマイマラソンのサイトに、
ゴールしたときの写真がアップされた。
年齢枠別に、エントリー順でならべられている。
タイムはレース後1週間でもう一覧表になっていた。
ゆるくて気らくに参加できた大会運営ながら、
こういうところはきちっとやってくれたのでありがたい。

わたしは50歳以上のクラスで、
65人中39位という成績だった。
1番はやいひとが3時間16分で、
おそいひとは6時間53分。平均は4時間44分だ。
日本人のランナーはわたしをふくめて3人のようだ。
わたしの写真は、すごく足がおもたかったにしては、
なんともない顔をしてゴールしている。
全然つかれているようにはみえない。
もう一回マラソンをはしれそうなくらい余裕がある。
この、ゴールのときの表情は、
タイムとあまり関係がないようだ。
どちらかというとおそいひとのほうがニッコリわらっている。
まあ、たいへんなおもいをしてながい時間はしってきたのだから、
ゴールをするときには自然と笑顔になるのかもしれない。

『BORN TO RUN』のなかで、
ニューヨークシティマラソンを材料に、
加齢による走力の変化がとりあげられている。
それぞれの年齢別に平均タイムをならべていくと、
19歳からだんだんはやくなってゆき、27歳でピークをむかえる。
それ以降は年齢とともに、当然しだいにおそくなっていく。
それでは、19歳とおなじタイムまでさがるのは、
何歳になったときか?というのが『BORN TO RUN』での質問だ。
19歳から8年かけてピークにたっしたのだから、
おそくなるのもおなじ年月として、27+8で35歳?
いやいやぜんぜん。
それがなんと64歳だというからすごい。
このことから、長距離ほど年齢がすすんでもちからがおちない競技はない、
と『BORN TO RUN』では強調している。

ほんとうだろうか。
レースによって平均タイムはずいぶんちがうので、
どのレースをとりあげるかで数字はいくらでも操作できる。
ホノルルマラソンの平均タイムはすごくおそいし、
制限タイムがきびしい大会では
当然それだけ平均タイムもはやくなる。
もしかしたら、この大会に出場した19歳のランナーが、
たまたま初心者がおおかったのかもしれない。
よく訓練された64歳と、
ぜんぜんはしりなれていない19歳をくらべても意味がない。

とはいえ64歳でも19歳とおなじ走力をたもてるといわれると
わるい気はしない。
それだけマラソンは、わかさよりも経験がものをいう場なのだろう。


posted by カルピス at 22:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする