2012年02月24日

ハンドスプリングスローって、すごい(アイスランド戦)

キリンチャレンジカップ、アイスランド戦、
試合開始2分に日本が前田のヘディングで先制する。
左サイドバックにはいった槙野が
うまくゴールちかくまでねばり、
うかせたボールに前田がもどりながらあわせる。
しばらくは圧倒的に日本のポゼッションだったけれど、
20分くらいからだんだんとアイスランドのボールがつながるようになる。
34分、相手におしいシュート。

後半にはいるとアイスランドは攻撃のやり方を整理し、
迫力のあるせめをみせるようになる。
しかし、前がかりになったところで
日本は中村憲剛のたてパスがとおり、
藤本がおちついてきめる。
後半34分には憲剛のフリーキックに槙野がボレー、
そのこぼれだまを、もういちど槙野がおしこみ3点目。
この試合でも憲剛がだすドンピシャのパスがなんどもとおり、
憲剛がはいった後半からはあきらかに攻撃があつくなった。

アイスランドの選手はスローインを前転してからなげる。
「ハンドスプリングスロー」というのだそうだ。
10年くらいまえにはやったなげ方らしく、
わたしははじめてみた。
長居競技場のお客さんもおおよろこびで、
7番の選手がスローインの準備をはじめると
大声援がとんでいた。
たしかにとおくにとぶかんじがするけど、
精度がおちるのではないか。
まあ、スローインは、ただでさえ
たいして味方のチャンスにつながらないことがおおいので、
あんまりこまかいことをいわなくていいのかもしれない。
こうやって派手な技をみせてくれると
それだけでもたのしめる。

アイスランドはFIFAのランキングで103位とされている。
たしかに、体格がよく、たくさんはしるわりには
得点のにおいがかんじられない。
ゴールまえにせまっても、
精度がたかくないのであまりこわさがない。
でも、ハンドスプリングスローのこともあって、
印象としてはさわやかないいチームだった。
自分たちのサッカーをやって、
それでまけてもしょーがない、みたいなかんじ。
憲剛が活躍したし、若手の選手にもチャンスがあたえられた。
アイスランドの正々堂々としたプレースタイルのおかげで、
ひさしぶりの代表戦をたのしむことができた。


posted by カルピス at 23:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする