2012年03月31日

とにかくはしりつづけるサガン鳥栖に好感をもつ

ヴィッセル神戸対サガン鳥栖の試合をみる。
鳥栖の試合ははじめてだ。
とにかくよくうごくプレイに好感がもてる。
前節の横浜Fマリノス戦につづいての連勝となった。

ほんとによくはしる。
前線からのプレッシャーがはやく、
神戸はなかなかボールをつなげることができない。
それでも神戸がおしぎみに試合をすすめていた前半28分に、
鳥栖が幸運なゴールをきめる。
神戸は橋本・野沢・伊野波と、
大型補強で注目をあつめている。
でも、橋本と野沢の中盤が機能していない。
前半終了間際にその橋本からうばったボールを
すぐにゴール前へはこんで2点目。

こんなにはしっていて、90分もつのだろうかと心配していたけど、
結果的にはなんとかなった。
後半30分からはだいぶ足がうごかなくなってきて、
そうしたときの交代のカードが
ディフェンスの選手ではなく攻撃の選手をかえ、
前線でのプレスをつづけようとするのがすごい。
後半のロスタイムは6分もあり、
まだまだわからないところだったのに、
神戸の選手はあせってラフプレーがおおくなる。
J1がはじめての鳥栖に対して
あきらかに格下意識をもっており、
そのチームからなかなか点をいれられないことでいらだっている。
大久保は後半のロスタイムにイエローカードをもらう。
それまでにも、自分がたおした相手選手に対して
はやくプレイをするようにむりやりおこしたりして、
いかにも大久保がやりそうなこととはいえ
尊敬できるプレイではなかった。
そんな神戸から、決定的な3点目をロスタイムにうばい、
鳥栖の快勝となる。

18チームあるJリーグなので、
それぞれのチームに特色がほしいところだ。
鳥栖にははしりつづけるサッカーという、
ほかのチームにないスタイルがある。
90分をうまくつかう試合巧者の柏とは、
どういう試合になるだろうか。
これからも鳥栖を応援したくなった。

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2012年03月30日

最終回の『ベストセラーブックTV』

『ベストセラーブックTV』をみる。
週ごとのうりあげランキングや、
今月のおすすめ本コーナーで、
話題の本を紹介してくれるのでときどきみる。
きょうは最終回なのだそうで、
来週からもようがえして、
これからは火曜日の10時からの放送になるという。
番組のおわりに宮崎みどりさんが挨拶をしていたので、
本をあつかいながらも
実質的にはまったくちがう内容になるみたいだ。

斉藤さんがおすすめする今週の本は、
わたしが先日よみおえたばかりの『限界集落株式会社』だった。
斉藤さんはこの本のことをすごくおもしろそうに紹介する。
現代社会がかかえる複雑な問題を、
奇想天外のストーリーで解決していく、みたいなことをいう。
そうだろうか。
さいごまでよみおえたものの、
わたしにはそうおもしろい本とはおもえなかった。
斉藤さんのこの紹介をみて、
ほかの本についての絶賛も、
なんだかしんじられなくなってきた。
たとえば、きょうは中村航の『星に願いを、月に祈りを』のことを
べたぼめし、すごくなかされることまちがいなしという。
そんなにほめるなら、こんどよんでみようか、
とおもっていたけど、
さっと気もちがひえてしまった。
斉藤さんはどの本にもほんとうにおもしろさを
みつけることができるひとなのかもしれない。
そうしてすすめられると、よみたくなるのが人情で、
いっぽう、書評への評価は
いかに自分にあった本を紹介してくれるかにかかっている。
『ベストセラーブックTV』についての信頼が、
『限界集落株式会社』への過剰な評価でちょっとくずれてしまった。
あらゆるガイドにいえることだけど、
ほめるだけでなく注文もつける姿勢が読者にとってはありがたい。
来週からはじまる番組は、
どういう本の紹介をするだろうか。

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2012年03月29日

イチゴつみをたのしむ

生活介護からイチゴつみにでかける。
出雲市長浜町にある農園まで、
高速をつかってちょうど1時間でついた。
ビニールハウスのなかは、
プランターのような容器が
上下2段の棚になっていて、
そのなかでイチゴがきれいに色づいている。
路地栽培や、ハウスでも地面にうえられたイチゴをつんだことはあるけど、
プランターをつかうつくり方ははじめてだ。
腰をかがめなくてもとれるし、
うね間がひろいので、車いすもとおれる。
障害をもったひとにとって、
すごくつかいやすい畑となっていた。

きょういったメンバーはイチゴがすきなひとがおおく、
45分の制限時間をいっぱいにつかって
おもうぞんぶんたべた。
「○○がり」にはよくいくけど、
なしやリンゴではそんなにたくさんたべることができない。
ブルーベリーやイチゴをつむのが
いちばんたのしい収穫だとおもう。
農園の方がとても親切で、
われわれのうごきやすいように
こまかいところまで気をくばってくださる。
ゴミいれようにわたされた紙コップが
ヘタでいっぱいになるまでイチゴつみをたのしんだ。

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2012年03月28日

「木や」さんのおもちゃであそぶ

生活介護に「木や(もくや)」さんにきてもらう。
木やさんは、木でつくったおもちゃを中心に
米子でお店をひらいておられるおもちゃの専門家だ。
生活介護での活動に、もっとたのしさをくわえられたらと相談し、
たくさんのおもちゃを実演してもらえることになった。

木のおもちゃもあるけど、
プラスチック製や、カードのおもちゃももってきてもらえた。
音がなったり、ぐるぐるまわるうごきがたのしかったり、
サイコロをふってつみきで動物の形をつくったりと、
いろいろな角度からわたしたちの感覚を刺激する。
みんなのまえでははずかしくておもちゃにむかえなくても、
ひとりでそっと気になるおもちゃをためしている利用者の方をみると、
ひとそれぞれのやり方でおもちゃをたのしめることがわかる。
活動におもちゃあそびがはいっていたら、
きっとその日は朝から気もちがうきたつだろう。

実演がおわるころ、
おもちゃをかたづけながら木やさんが
「職員さんむけのゲームももってきました」といわれる。
カードにかいてある色・形・数の
どれかひとつ条件があれば手もちのカードをへらすことができる、
というルールのカードゲームだ。
反射神経をためされるので、
判断力と瞬発力のないわたしが
もっとも苦手とするゲームだ。
2人がロシアンルーレットみたいにむきあってたたかうので、
のろまさをごまかすことができない。
なんだかんだいってわたしは応援する側にまわり、
わかい職員が熱中してプレイするのをみていた。
ぼけ防止にすごく効果がありそうなので、
注文のリストにあげさせてもらう。

木やさんは保育園などで
空間のつかい方を提案されているという。
生活介護でも、物理的構造化のためには
どういう配置ならスムーズにうごけるか
かんがえることがおおい。
木やさんに相談すると、
さっそく具体的なアドバイスをいただくことができた。
4月からの活動では、たのしいメニューをいっぱいとりいれて、
生活介護にきてよかった、と
満足しておうちにかえってもらおう。

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2012年03月27日

被災地支援第3弾・せんべい汁

青森県や岩手県の郷土料理としてしられる「せんべい汁」を共同購入する。
1200円だから、このまえの鯨大和煮とおなじで、けしてやすくはない。
「せんべい汁」は、
「かきや」とよぶせんべいをいれてつくる鍋料理で、
3~4人分として醤油味のだし汁とせんべいが9枚はいっている。
箱にかいてあるつくり方をみると、
野菜よりもせんべいがメインの鍋のようで、
「お好みによりネギやみつばを入れて出来上がり」とある。
「かきや」のことをしらないと、
せんべいがどろどろにとけることをつい心配してしまうが、
この料理ではせんべいをいれて6〜7分にこんでから
野菜をいれる。
それでもまだせんべいはおだんご状態にとどまっており、
ワンタンみたいな食感がある。
せんべいとすこしの野菜ではさみしいような気がして、
いつもの鍋みたいに野菜をたくさんと、
東北というと「いも鍋」を連想してしまい
里芋をたくさんいれた。
おいしい鍋ができあがったが、
ほかの具にあっとうされて
せんべいの存在感がうすれてしまった。

せんべい汁のことは、
本かテレビで紹介されていたのをみたおぼえがある。
でも、震災支援というきっかけがなければ、
まずつくることがなかった料理だろう。
やみつきになるほどの魅力ではないにしても、
「かきや」がスーパーでかんたんに手にはいれば
水たき・キムチ鍋につづく、冬の鍋シリーズの
ローテーションにはいってもらえるぐらいの実力はある。
本場でのせんべい汁を、いちどたべてみたくなった。

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2012年03月26日

ホウレンソウよりだいじなこと

ちょっとまえまでは、社会人にとって
「ホウレンソウ(報告・連絡・相談)」が
いかに大切かが強調されていた。

そのホウレンソウが、
このごろはあまり評判がよくないらしい。
ホウレンソウにこだわることで、
かえって会社の風とおしが
わるくなる例をきくようになった。

朝日新聞にのっていた本田直之さんの
「無駄なホウレンソウ追放」という記事では、
メールや口頭でのホウレンソウが
もううまく機能していないことを指摘されている。
なにがなんでもホウレンソウ、ではなく、
「無駄なホウレンソウをさせない仕組み」
が必要だという。

また、「オレは聞いてない」というひとは、
なにをどう改善しても「オレは聞いてない」
といいつづけるタイプのひとであり、
そういうひともふくめて組織はやっていくしかない、
というあきらめの心境がかたられている。
「完璧なメンバーがそろった、
大リーグのヤンキースみたいな組織なんてない(中略)。
その仲で、どうすればチームの力を最大化して、
ベストの結果が出せるかかんがえる。
それがリーダーの役割です」
とあり、記事の後半ではホウレンソウから内容がはなれている。

本田さんの指摘は「無駄なホウレンソウ」を追放する、
というものだけど、
これをもっとすすめて「ホウレンソウを禁止」
という会社があるという。
上司の判断をあおぐのではなく、
自分の責任できめることをもとめたかんがえ方だ。
また、たぶん別の会社だとおもうけど、
本屋さんの棚をみていたら、
「社長がしらないあいだに支社ができていた」
という帯の本がならべられていた。
ここまでホウレンソウを追放できるのは
よほど腹のすわった社長がいる会社なのだろう。

職員からすると、ホウレンソウを実行し、
上司の判断をあおぐほうが楽だともいえる。
ただ、あまりにも些細なことについて
いちいち上司に意見をもとめていると、
いかにも自分の無能をさらけだしている気がしてたのしくない。

職員が自分の判断でどんどん企画をすすめていくには、
それをみとめ、みまもることができる上司の存在が必要だ。
いまの職場についていうと、
仕事をまかせているつもりなのに
主体的にうごいてくれないもどかしさをかんじることがおおい。
ただ、それはこちらのいいぶんであって、
職員たちからしたら、
そだてかたがまずいから
なにをどうすすめたらいいのかわからない、というかもしれない。
そだてられたように職員はそだったのだ。

記事の後半でホウレンソウからはなれた本田さんは、
きっと仕事の本質はそこにないとおもっているのだろう。

「どうすればチームの力を最大化して、
ベストの結果が出せるかかんがえる。
それがリーダーの役割です」

いっけんあたりまえだけど、
どんな組織にとっても含蓄のふかい言葉だ。


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2012年03月25日

『限界集落株式会社』もっとめちゃくちゃな村おこしがみたかった

『限界集落株式会社』(黒野伸一・小学館)
なにかの書評で好意的にとりあげられていたので
期待してよんだ。
内容はタイトルどおりで、
東京のIT企業につとめていたという30代の男性が
父親の出身地である超過疎の村に骨やすみにおとずれる。
なぜかその男性(「優」という名前)はその気になり、
自分の専門知識をいかして村を活性化させる。

それまでの村は、人口がどんどんへり、
小学校が統合され、郵便局はなくなり、
都会から研修生をよんでもなかなか根づかず、
これからもさらにさびれていくのが
目にみえていたような状況だった。
それを会社組織での集団営農をとりいれ、
となり町への産直で道すじをつけ、
しだいに東京への販売につなげていく。
ネットでも作つけ状況を発信したり、
イラストつきの野菜をあつかううちに、
社会的に注目をあつめる村とかわっていく。

もちろんそれなりに紆余曲折があり、
すべてがすんなりすすんだわけではないにしろ、
よんでいて「ほんとかいな」とつっこみたくなってくる。
わたしは「リアリティ」がいつも気になるほうで、
たとえば『さらば雑司ヶ谷』は日本が舞台なのに
銃のうちあいがあったり
えげつない暴力や殺人が茶飯事におこる。
でも、よんでいてすごくリアリティがあるのだ。
その世界にどっぶりつかることができる。
『限界集落株式会社』はそうではない。
じっさいにあっても不思議ではないはずなのに、
なんだかしんじられないのだ。
なぜ優が村をたちなおそうとおもったのか。
なぜそれがうまくいったのか。
その2点について、
この本にかいてあることだけでは
わたしは納得できなかった。

帯には
「現代日本の懸念を吹き飛ばすような
希望や可能性を示し、勇気づけてくれる作品」
なんてあるけど、
じっさいによんでみると、
それほどだいそれたものではない。

村でそだった美穂という女性にいらいらさせられる。
25歳の設定なのに、やたらふるくさいことをいう。
頭のなかはまるで昭和ひとけただ。
都会そだちの優と、農業一途の美穂との対立によって、
村や現代の農業がかかえている問題点を
わかりやすく説明したかったのだろうか。
この本にかかれている村おこしは
それほど裏技や奇策がとられているのではなく、
わりと正攻法であり、
それがいまひとつ刺激のよわさにつながっている。
美穂にはもっととんでもないアイディアを
優といっしょにふくらませてほしかった。

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2012年03月24日

『アメリカン・グラフィティ』さえないけどピュアな青春

田舎町でくらす、青春のどまんなかの若者たち。
高校を卒業した自分に、
これからどんな人生がまっているのか。
美男美女はでてこない。
みんないきがって、真剣で、
まだ自分がなにものかをしらない。
さきのことを心配するより(心配だけど)、
いまのこと、目のまえのことしかかんがえられない。
品行方正ではないけれど、
芯のところではいいやつばかりだ。
ストーリーがあるようでないような一夜。
なにか決定的なことがおこったわけではないのに、
夜あけがおとずれたときは
一皮むけた自分になっている。
この作品をみるとだれでも
自分のわかかったころをおもいだすのではないか。
映画館をでたときのわたしは、
精神が浄化されたようなすがすがしさをかんじていた。
そういえば、『スタンド・バイミー』をみたあとも
おなじような気もちになる。
こういう作品がわたしはだいすきだ。

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2012年03月23日

楽しくても仕事がしたい

法人をたちあげてから
9年目をおえようとしている。
これまで順調すぎるぐらい右かたあがりにうりあげがのび、
利用者と職員の数もふえた。
9年まえのことをおもうとほんとうに感慨ぶかい。
10年ひとむかし、というけど、
9年は、はるかむこうにかすんでいる。
大昔のできごとみたいだ。

順調にのびた、とかいたけれど、
1冊目の通帳をみかえすと、
ギリギリでのりきっていた時期も記録されている。
設立当初にお金がないのは当然としても、
3ヶ月たったときでも残高が4万円をきったときがある。
前月に提供したサービスについて、
翌月の10日に市町村へ請求し、
それがしはらわれるのが
月末だったりつぎの月の中旬だったりする。
この2ヶ月をどうにかしのがなければ
会社としてやっていけないわけで、
給料日の25日にどれだけお金がのこっているか、
ハラハラしながら記帳していたころをおもいだす。

おもいでは、たいていのことを
うつくしくかえてしまう万能の調味料だ。
たいへんだったことは記憶になく、
たのしかったことしかおぼえていない。
創業時の高揚感がつくりだす独特のハイ状態にあったのだろう。

7月からはじめる事業では、この高揚感をあじわえるだろうか。
設立について、なんだかんだいったたところで、つきつめてみれば、
仕事をするうえでの充実感がほしいというおもいがつよい。
いろんなことにしばられないで、
いろんなことをくっつけないで、
やりたいことを無理せずにやる。
糸井重里さんがかいていた。
「楽しくても仕事ができる」
楽しくても仕事がしたい。

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2012年03月22日

なかなかうまくいかない個別スケジュール

生活介護でひとりひとりのスケジュールをつくりはじめている(いまさら!)。
こちらのしめし方がうまくないため、
自分のスケジュールに混乱してしまう方がおられる。
これからあとの活動が気になってしょうがないのだ。
カードを自分でならべかえてしまったり、
なんどもくりかえして確認しようとする。
その方はいろんなことに注目してしまうため、
おちついてスケジュールにむきあえないことと、
興味をひく活動がないので(やりたい活動がないので)
なかなかうごけないとことがみてとれる。
それらの点をあらため、
うごきやすいスケジュールにしたい。

構造化について、断片的な知識はあるものの、
しっかりと自分のものにできていないため、
こういう混乱をまねいてしまう。
スケジュールのつくり方をおしえてくれた
NPOゆうの豊田さんは
「撃沈あるのみです」と
失敗をおそれないとりくみをもとめられた。
あきらめずに修正をくりかえせばいい。
とりくみはまだはじまったばかりだ。
おおわくのスタイルがかたまるまで、
うごきをとめないで構造化をすすめていこう。

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2012年03月21日

いよいよ体幹トレーニングにとりくむ

『体幹力を上げるコアトレーニング』(木場克己・成美堂出版)

いまがブームなのか、もうブームはおわったのか、
わからないぐらい注目されつづいている「体幹力」の本をかい、
お風呂あがりに初級編をやってみた。
1年前にためしてみたストレッチポールは
いまひとつてごたえがなく、
なかなかひとりではつづけられなかった。
ヨガもそれなりに気もちいいけど、
1年やるとながれがわかってきたので、
あとは自分でやればいいや、というかんじだ。
で、いよいよ体幹力の世界にすがることにした。

「体幹トレはいつでもストレッチから始まる」とある。
ストレッチポールのときにトレーナーがいわれた
「ゆるめる」「かためる」というのと関係あるのだろうか。
このストレッチは日ごろつかわない部分をのばすかんじで
とても気もちがいい。

ストレッチのあとは初級・中級・上級と
プログラムがわかれていて、
それぞれ9つのトレーニングがくみこまれている。
まずやってみたのは初級編で、
「あんがい体幹力があるかも」という気になるものと、
どこに刺激をあたえているのかピンとこない種目がある。
9種目をこなすとだいたい30分になるようにかんがえられていて、
全部やるとかなり腹筋がつかれている。
今夜は質のたかい睡眠にありつけるだろうか。

もう1冊、樫木裕実さんの
『カーヴィーダンスで楽やせ』もいっしょにかった。
やせることに関心はなく、
めざしているのは樫木さんみたいな
うつくしいプロポーションだ(みんなそうだろうけど)。
両方いっぺんはさすがにむりがあるので、
まずは体幹トレーニングを日常のものとして、
しかるのちにカーヴィーダンス、というながれを計画している。

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2012年03月20日

サッカーはむつかしーなー

サッカーはむつかしーなー。
アジアチャンピオンズリーグ、
FC東京と蔚山現代(韓国)との試合でかんじたことだ。
かんたんにふりかえると、
前半はずっとせめられつづけ、
やっとおとずれたコーナーキックからチャンスがうまれる。
ゴールまえへのうかせたパスが
そのままループシュートとなり
幸運な先制点となる。

後半は、相手キーパーからのロングボールが
ヘディングひとつでうらにぬけ、
かんたんに1対1をつくられて同点。
そのあとまたがんばってはしりまわり、
やっとこさきれいにくずして
かちこしの追加点をあげることができたのに、
そのあとまた1点目とおなじように
かんたんにうらをとられて同点に。
ものすごくがんばっていれた点を
ロングボールいっぱつで
同点にされることが2回つづくと、
サッカーはむつかしいのか、かんたんなのか、
わからなくなってくる。
それまでずっとうまくいっていた守備が、
一瞬の油断でくずれて失点にむすびつく。

試合後のインタビューのとき
ポポビッチ監督はすごくおこっていた。
「試合をふりかえって」とか
「これからの修正点は?」とかの質問にいらだって、
早口でまくしたてる。
「苦労していれた点を
かんたんにプレゼントしてしまった」という。
うらをとられた森重を名ざしで批判していた。
2どもおいつかれ、
かてるとおもった試合を
ひきわけにおわったのだから、
かち点1はうれしくないだろう。
このいかりをどうチームにいかすことができるか。
ポポビッチ監督の手腕がとわれる。

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2012年03月19日

鯨大和煮をおいしくいただく

被災地支援ということで
鯨大和煮をかう。
ひげ鯨という種類の鯨肉をつかっているそうだ。
120319大和煮.jpg
120グラムいりが510円だから、
鯨の大和煮の相場はしらないけど、
たかいといえばたかい。
「木の屋石巻水産」という会社がつくっている商品で、
津波でながされ、道にたおれたままになっている巨大なカンヅメ型の広告
(かとおもったら魚油貯蔵タンクなのだそうだ)で有名だ。
images.jpg
メユーにこまっていたこともあり、
さっそく夕ご飯のおかずとして登場してもらう。
職場のひとが
「ゆでたブロッコリーとあえたらおいしかった」
といっていたので、そのとおりにつくる。
まえにたべたことのある鯨の大和煮は、
たしかちいさなサイコロ型で、
あまからく煮つめてあった(大和煮だからあたりまえ)。
木の屋石巻水産の大和煮は
ひときれひときれがおおきく、
たべてみるとかみごたえがある。
家族もよろこんでたべてくれた
(おかずがすくなかったかも)。

震災から1年がたち、
こんな形でしかいまは支援できていない。
わすれたわけではないけど
あきらかに関心がうすれてきている。
ブロッコリーあえをおいしくいただきながら、
うしろめたさをかんじる夕ごはんだった。

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2012年03月18日

『さらば雑司ヶ谷』(樋口毅宏)

『さらば雑司ヶ谷』(樋口毅宏・新潮文庫)

『日本のセックス』で、こんな作家がいるのかと
のけぞってしまったあの樋口毅宏のデビュー作。
このどこがデビュー作だろう。
半端ではない暴力の世界を、すごいスピードでかけぬける。
帯にかいてあるコピーは
「小説界のタランティーノ現る」だ。

「人類最高の音楽家は誰か?」について
延々とどうでもいいはなしがつづく場面がある。
まるで『レザボア・ドックス』のオープニングをみるようだ。
レビューをよむと、ここにひきつけられる読者がおおいようで、
解説でも水道橋博士が興味ぶかいうらばなしを紹介している。
そのすごさには、もう脱帽するしかなく、
よみながらなんども「すごい!」とつぶやいた。

体育館で敵のひとりをパイプ椅子にしばりつけ、
拷問するシーンがあり、
ここではだれでも『レザボア・ドックス』をおもいだすだろう。
そこを著者は
こんな光景をどこかで見たことがあるような気がしたが、それはタランティーノの『レザボア・ドックス』ではなく、たけし軍団の『ガンバルマン』だった。

とはぐらかす。

しびれてしまった。
これはものすごい小説だ。
『パルプ・フィクション』のおもしろさを小説にすると
こんなかんじになるだろうか。
この本が、なんの賞もとっていないなんてしんじられない。

posted by カルピス at 22:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月17日

Jリーグ第2節、レッズが柏レイソルをやぶる

Jリーグ第2節、浦和レッズ対柏レイソルをみる。
レッズは前節で広島に0−1でやぶれ、
レイソルはF・マリノスに3−3とひきわけている
(後半ロスタイムにおいつかれる)。
ペトロビッチ監督にかわったレッズは、
どうしても開幕2連敗はさけたいところだ。

レッズの選手はよくうごき、パスもつながる。
たてつづけにチャンスがおとずれるが
得点にはいたらない。
この時間帯にとっておかないと、と心配していたら、
デスポトビッチがジョルジ=ワグネルのやや軽卒なプレイをとがめ
先制ゴールをきめる。
ただ、レイソルは90分をとおしての試合はこびがうまい。
この試合でも、後半20分からはずっとおしこまれ、
くるしい時間がつづく。
レイソルのぶあつい攻撃は迫力があり、
レッズは防戦一方だ。
なんとか90分をしのいだとおもったら、
ロスタイムが5分もあった。
両チームの選手とも足がとまり、
気力をふりしぼってボールにくいついていく。
そのまま1−0でおわったものの、
終了の笛をきいたときにはどっとちからがぬけた。
ひさしぶりにヘロヘロになるほど興奮する試合となった。

夜はFC東京と名古屋グランパスの試合をみる。
こっちも3−2とあつい試合となり、
ロスタイムも5分とハラハラさせられた。
名古屋の猛攻をしのいで
FC東京が開幕2連勝をかざる。
ひいきの2チームがかっていい気分だ。
ただ、ガンバは2連敗と、
くるしいスタートになっている。

サッカーのシーズンが本格的にはじまった。

posted by カルピス at 23:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月16日

すぐれた実践にふれるたのしさ

出雲合同庁舎でひらかれた
「法の円滑な施行準備のための研修」に参加する。
冗談みたいだけど、これが正式名称なのだ。
講師は菊本圭一さん(埼玉県障害者相談支援専門員協会会長)と
又村あおいさん(手をつなぐ育成会制作研究開発センター委員)。
4月からはじまる相談支援事業について
おふたりともきれいに説明される。
鳥取砂丘で糸電話するぐらい
ただものではないわかりやすさだ。

又村さんは4月からの利用者負担が
3月までとかわらないことを、
「バーゲン」と「定価」にたとえられた。
法的にいえば内容はちがうけど、
じっさいの金額としてはおなじであり、
これまではバーゲン価格だったのが、
4月からは定価になる、という説明だ。
これくらい理解しやすい比喩はない。

菊本さんは、本人主体の支援計画についての例で、
高額当たりくじがでている全国のうり場をリストアップして
何百万円ものくじをかいつづけ、
とうとう1億円をあてた障害者のことをはなされた。
かいつづけたそのひともすごいし、
それをみとめ、みまもったひともすごい。
いまはそのうちの3000万円をつかって
つぎの1億円をあてることをめざしているそうだ。
こういうひとの支援計画をだれがたてるんでしょうね、
といわれるのがおかしかった。

きょうのおふたりのように、
ちからをもった実践者のはなしをきくのはたのしい。
参考にする事例は全国にまだまだたくさんあり、
わたしにとわれているのは
実行にうつすかどうかだけのはなしだ。
たのしくてスマートで、
核心をつく支援をとどけられる事業者になろう。

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2012年03月15日

PECSを実践する

ちょうど1年前に「PECS2DAYS」の研修に参加することができ、
これこそが、支援者がまず身につけるべき基礎的な技術におもえ興奮したものだ。
すぐに職場にもちかえって実践するつもりだったのに、
なんだかんだとのばしのばしになり、
1年ちかくたったいま、
ようやく現場でこころみはじめた。

1年たつと大切なことをほとんどわすれてしまっている。
もういちどマニュアルをよみかえし、
生活介護の利用者にフェイズ1をためさせてもらう。
なにが好子として適当かよくわからない。
でもまあとにかくはじめないと、
またずるずる時間がすぎていくので、
こちらの無能をさらけだすようではずかしいが、
カッパえびせんやクラッカーなど、
おかしばかりにたよってのスタートとなる。

反応がほんとにひとそれぞれということが、
じっさいにやってみるとわかる。
やり方がわかっているのに、
すんなりとうごきにだせないひとや、
理解がはやくてもすぐにわすれてしまうひと。
おかしがほしいけど、ちょくせつ手をだすこともできず、
どうしたらいいのかこまっているひと。
手だすけする側の力量もとわれる。
適切なタイミングで補助することが
意外とむつかしく、好子をサッととられたりもする。
なんだか魚つりをおもわせる真剣勝負だ。

コミュニケーションとはなにかについても
かんがえさせられる。
日ごろものすごくおしゃべりをしていても、
それがいっぽうてきなものであれば
コミュニケーションとはなっていない。
日ごろのわたしたちの支援が、
いかにコミュニケーションのちからを
そだててこなかったかしらされる。
反対に、あまり言葉がはっきりしてなくても、
自分の気もちをつたえることになれているひとは、
PECSの理解がはやく、
というよりPECSでのコミュニケーションを必要としていないことがわかる。

停滞にいやけがさし、とにかくうごきだそうと
やっととりくみはじめたところだ。
まだ4日目とはいえ、
やってみるとわかることがたくさんあり、
ひとそれぞれの反応がとても興味ぶかい。
こまぎれでもいいから時間をみつけ、
すこしずつ段階をすすめていきたい。
英会話の勉強などでいわれているのは、
まず3ヶ月つづけて習慣とすることだ。
とぎれとぎれのトレーニングではなく、
やるのがあたりまえくらいにおもえるよう、
しつこくつづけていきたい。

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2012年03月14日

オリンピック出場をきめたものの

オリンピック最終予選、対バーレーン戦。
状況を整理すると、
まえの試合で日本はマレーシアに4−0でかち、
グループ首位だったシリアがバーレーンにまけたたことで、
この時点での日本はふたたび首位となっている。
ひきわけ以上でグループ1位となり
オリンピック出場をきめることができるという試合の位置づけだ。
一時は絶対絶命かとおもわれていたのに、
シリアのまさかの敗戦で息をふきかえした。

バーレーンというと、全代表が苦手意識をもつ相手であり、
なんとなくペースをにぎられて
ひきわけだったりかちこされたり、
といういやな印象がある国だ。
この試合でもおなじみの風景がくりひろげられた。
日本ははげしくせめるのに、
なかなか得点にむすびつかない。
この時間帯にとっておかないと、というながれで
きめることができず、
いやな雰囲気をかんじはじめる。
くずれそうでくずれないバーレーン。
点がとれそうでとれない日本。
みなれた試合内容だ。

いまのU23は、ジーコや岡田前監督のときの日本代表をおもいだす。
かなりの格下でないかぎり、
どことやっても苦戦する。
とおもうと、つよい相手に善戦したりする。
よわいのかつよいのか、つかみどころがない。
つみあげ感がなく、おなじ失敗をなんどもくりかえす。
きれいなパスをまわすけど、
ゴールにはちかづけず、まもりきられてしまう。

と、ブツブツ文句をいっていたら、
後半10分に扇原が先制ゴールをきめる。
それから4分後には左サイドから完全にくずして
清武が2点目をネットにつきさした。
あいてのゴールキーパーは、
つよいシュートには対応できない
(それまでは全部真正面にゆるいボールがいっていた)。

課題としてみえたのは、
2点をいれてからの単調なせめだ。
もっと点をとろうという迫力がかんじられない。
永井をいれてからしばらくは
得点のにおいがしたけど、
それをしのがれると、もうこれ以上の点がはいらない雰囲気となり、
そして、そのとおりにすすむ。

オリンピックへの参加がきまったとはいえ、
このチームにサッカー強国と互角にたたかうだけの
タフな試合はこびは期待できそうにない。
けっこうがんばったね、と
かるくあしわられて予選リーグ敗退となるような
くらいみとおしをふきとばしてはくれなかった。

posted by カルピス at 23:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月13日

具体的なうごきにうつすこと

生活介護のとりくみをみなおそうと、
水野敦之さんのブログをよみなおす。
参考になる話題がおおく、
そのほとんどがわたし(わたしたち)にとってみみのいたい内容だ。
もう何年もデイサービスや生活介護をやっているのに、
具体的にかくのがためらわれるほど
はずかしいレベルの実践にとどまっている。

ただ、つよみもある。
軸となる活動がいくつもあり、
それらをベースにしていちにちの、
そして1週間のながれがだいたいできあがっている。
あとはそのなかにたのしさをとりいれたり、
フレームワークとしての視点をもちこんで、
「ながれ」や「おわり」をわかりやすくつたえることで
ずいぶんシンプルで充実した活動へと修正できる。

こうした「つよみ」をもっとのばし、
まだまだ改善が必要なことについてはみなおしをし、
とにかく具体的なうごきにうつすことが大切だ。
なんだかんだと理屈をこねて、
議論だおれにおわってきたつけが
いまの生活介護の状況すべてにあわれている。

利用者の自立にむけてのとりくみであることを再確認しながら、
職員の気づきをすくいあげ、
できることをすこしずつでも確実につみかさねていこう。
失敗はつきものであるし、
できない理由をかぞえあげている場合ではないのだ。
1年さきにいまのとりくみを、「いぜんはひどかったねー」
とわらってふりかえりたい。

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2012年03月12日

ロンドンオリンピックがたのしみになった女子代表

いまさらながら、
7日におこなわれたアルガルベ杯決勝、
日本対ドイツを録画でみる。

前半はもうずっとせめられっぱなし。
たてつづけに2点をきめられ、
どうなることかと心配していたら、
数すくないチャンスを川澄がいかして
なんとか前半のうちに1点をかえすことができた。

後半は日本のペースですすむ。
阪口と宮間のがながいパスをどんどんだし、
サイドチェンジや縦パスがなんどもきまる。
阪口の大胆なパスと、相手のプレッシャーにまけない
じょうずなからだのつかい方がめだつ。
10分に田中が同点にもちこむと、
あとは40分までこうちゃく状態がつづき、
そこからとつぜん「うちあい」にはいった。
43分ドイツ・45分日本(永里)・46分ドイツと、
たてつづけに点がはいる。
もうすこし時間があれば、
またおいつけただろうけど、
残念ながら試合終了の笛がふかれる。
これだけ点がうごくとみていておもしろい。
とられてもとりかえせばいい、
というサッカーはだいすきだ。

この大会の位置づけは、
戦術の確認や、あたらしいポジションのくみあわせを
ためすことにあるようで、
優勝をのがしたからといって
選手たちはそうがっかりしているようすはない。
わらっている選手もいたし、
ドイツでプレーしている永里は、
優勝したドイツの選手たちを笑顔でたたえていた。
オリンピックにむけての準備をすすめることができ、
佐々木監督も手ごたえをかんじたようすのコメントをのこしている。
澤ぬきでこれだけやれたのは自信になるし、
これまで試合にでることがすくなかった選手を
ためすことができたことは収穫だろう。
W杯のときとはちがった顔ぶれになるかもしれない
ロンドンオリンピックがたのしみになった。

posted by カルピス at 23:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする