キリンチャレンジカップ(女子)、
日本対ブラジルについて。
試合開始はおたがいに様子みなかんじで、
慎重にパスをまわす。
いや、まわそうとするけどなかなかつながらない。
そんななか、前半の15分に宮間のフリーキックが
相手のオウンゴールをさそって先制する。
そのころになって、阪口がいないことに気づいた。
田中と宇津木にボランチをまかせたようだ。
このまえもかいたけど、
田中のプレイをわたしは評価しておらず、
きょうも彼女のミスから相手にゴールまえでの
フリーキックをあたえてしまい同点となる。
そのほかにも不用意なパスや、
攻撃のながれをとめる「もちすぎ」ばかりが目にとまる。
この試合がはじまるまえに、
佐々木監督は「4点をとる」ことを目標にあげた。
キリンチャレンジカップに優勝するためには、
アメリカとの得点差の関係で、
4点が必要という意味だ。
そしてほんとうにそのとおりになる。
アメリカ戦で、澤と岩清水がいなくても
パスがつながる日本におどろいたけど、
この試合でも4−1という結果をのこすことができた。
ほんとにこのチームの実力は世界レベルなんだ。
パスまわしやねばりづよさといった
彼女たちの特徴が、
いまではどこのチームと試合をしても発揮されている。
そして、選手をいれかえても
おなじサッカーをつづけることができる
層のあついチームにそだってきた。
W杯のときのおなじみのメンバーに愛着があるものの、
これからの女子サッカーチームは
おおくの選手のよさを結集させての
まったく別のチームになりそうだ。