1月下旬から生活介護の事業所に、
3ヶ月という期限つきでかかわってきた。
4月いっぱいまで、という予定どおりに、
きょうを最終日とする
(「期限つき」なんていうと、なんだかアーセナルから
期限つきでフェイエノールトへ移籍した
宮市亮みたいだ)。
ひさしぶりに現場にはいると、
すぐにいくつかの疑問点が目につき、
しばらくそれらを頭において支援する。
そのうちに、そういうやり方がおこなわれている
事情がわかってきたこともあるし、
どうかんがえても不合理なので変更をもとめたこともある。
構造化など、発達障害の方への支援では、
すこしずつの変更ではなく、
かえるときにはいっぺんにしたほうが、
混乱をまねかないといわれている。
しかし、わたしのちからでは、問題点と改善点とについて、
すぐに全体像をえがくことができず、
すこしずつの変更となることがおおかった。
その意味ではいい支援といえず、
おなじ気づくなら、もっとはやく気づけよ、
と自分につっこみをいれなければならない。
生活介護は、活動拠点となる場所にひっこして
もう2年になるのに、いまなお課題が山づみだ。
わたしにとってはいい勉強材料ではあったが、
事業所としてはかなりおそまつな状態ともいえる。
やる気がないわけではなく、うてばひびく職員たちなので、
方向性をさだめ、優先順位をきめ、
すこしずつ課題をクリアーしていけば、
今年のうちにでも、ずいぶんちがうすがたをみせてくれるだろう。
わたしの提案を柔軟な姿勢でうけいれてくれた
職員たちに感謝したい。
3ヶ月というかげられた期間に
やりたいことをききいれてもらえ、
やりとげた感のある、たのしい「期限つき移籍」だった。