キリンチャレンジカップ、日本対アゼルバイジャン
ひさしぶりの代表選だ。
2月29日にホームでのウズベキスタン戦に
0-1でやぶれて以来なので、
ほぼ3ヶ月ぶりということになる。
なでしこジャパンやオリンピック代表に話題があつまり、
このところA代表は影がうすくなっていた。
6月3日からはじまるワールドカップアジア最終予選にむけて
どういうしあがりをみせてくれるだろう。
対戦相手のアゼルバイジャンについては、
カスピ海のちかくにある国、ぐらいしかしらなかった。
ネットでしらべると、
FIFAランキングでは日本の30位にたいしてアゼルバイジャンは109位。
人口916万人で、1991年にソビエトから独立している。
試合内容は、ランキングの差がそのままあらわれたかたちで、
ほとんどせめられることはなく、
ときどきカウンターをくらってヒヤリとさせられたものの、
2-0であぶなげなくかつことができた。
この試合は、最終予選にむけて最後の確認をするために、
ザッケローニ監督があえて希望したといわれている。
中東か中央アジアの国で、さほどつよくないところとやりたかったはずで、
その意味では絶好の対戦相手だったのではないか。
きょねんの8月以来、9ヶ月ぶりとなる本田が存在感をみせたし、
宮市が代表選のデビューもはたした。
遠藤と今野がいないチームを体験することもできたし、
バックアップとなる選手たちをためすこともできた。
みていて興奮する内容ではなかったが、
いよいよ最終予選がはじまることを
はだでかんじる試合となった。
わたしのひいきとする中村憲剛は
後半とちゅうから出場し、
何本かのアシストと、1本のミドルシュートをはなっている。
ほかの選手へのパスコースがないと、
すぐに自分でのシュートを選択できるのが
憲剛のいいところだ。
本田圭佑のバックアッパーとしてではなく、
スタメンでの中心選手として活躍してほしい。