女子サッカースウェーデン遠征アメリカ戦
なにかの大会ではなく、いってみればたかだか練習試合だ。
スタジオに「いきものがかり」なんかよんだりして、
「オリンピックまえ」をさわぎたてるのもおもしろくない。
わざわざみるまでもないだろう、とおもっていたのに、
でも、チャンレルをあわせると、そのままついみてしまった。
みてよかった。
まったくふがいない内容で、アメリカに1−4と完敗する。
前半開始そうそうの3分、そして10分に
たてつづけにアメリカが日本のまもりをくずしてゴールをきめる。
ほとんどの時間帯でアメリカはずっとボールを支配する。
ワンバクをねらったロングボールもおおいけど、
それだけではなくパスもつないでくる。
なによりもプレッシャーがはやく、つよい。
ラインをたかくあげ、コンパクトな陣形なので、
プレッシャーがかかりやすい。
ゴールまえまでボールをおいかけてくる。
日本がやりたいサッカーをアメリカにされてしまった。
選手たちはひさしぶりの実践なので、
試合感がもどらなかったのだろうか。
なんということのないパスを相手にカットされ、
自分たちでピンチをまねいているかんじだ。
アメリカも、日本のサッカーをよくしらべ、
うごきをうまくよんでいた。
きょうの試合をやっておいてよかっただろう。
いまの状態ではぜんぜんだめなことを
選手もスタッフも、全員がかんじたことだろう。
オリンピックの本番までにどう修正してくるか。
佐々木監督と、選手たちは
きっといいこたえをしめしてくれるはずだ。