夕方のすこしあいた時間に、
スタッフ4人で自立課題づくりにとりくむ。
自立課題のアセスメントを参考に、
色と形のマッチングができているひとに対して、
数の概念を身につけてもらおうとするものだ。
はじめにつくったのは、
スポンジをくりぬいてつくった1、2、3の数字をお皿にはりつけ、
そのお皿のなかに、数字にみあったビー玉をいれていくというもの。
でも、これは数字と数について理解ができていないとむつかしそうだ。
このひとつまえの段階としてつくったのが、
数字のかわりにビー玉の写真(1個、2個、3個)を
お皿にはりつけ、その数におうじてビー玉をいれるもの。
ちょっとみたかんじはよさそうだけど、
いれたビー玉がうごくと気になる子がいるかも、ということで、
ビー玉がうごかないようにスポンジをくりぬいてクッションをつくる。
これをつくったあとで、一つ目の作品をみてみると、
数字にそれぞれちがう色がついていて、
そこに着目してしまう子は混乱しそうだ、という意見がでる。
けっきょくできあいの数字ではなく、
おさらに直接マジックで「1」、「2」、「3」をかくという
シンプルなものにおちつく。
このお皿にも、ビー玉がうごかないようにクッションがつけられた。
4人でやると、いろんな意見がとびかって、
幅ひろい視点で「作品」のよしあしを検討することができる。
たったこれだけの自立課題をつくるのに
30分以上かかったけど、
「はじめの一歩」をふみだした手(足)ごたえがある。
この課題に、あしたどういう反応がかえってくるかたのしみになる。