2012年07月23日

「自立課題づくり」数の概念を身につけるには

夕方のすこしあいた時間に、
スタッフ4人で自立課題づくりにとりくむ。
自立課題のアセスメントを参考に、
色と形のマッチングができているひとに対して、
数の概念を身につけてもらおうとするものだ。
はじめにつくったのは、
スポンジをくりぬいてつくった1、2、3の数字をお皿にはりつけ、
そのお皿のなかに、数字にみあったビー玉をいれていくというもの。
でも、これは数字と数について理解ができていないとむつかしそうだ。

このひとつまえの段階としてつくったのが、
数字のかわりにビー玉の写真(1個、2個、3個)を
お皿にはりつけ、その数におうじてビー玉をいれるもの。
ちょっとみたかんじはよさそうだけど、
いれたビー玉がうごくと気になる子がいるかも、ということで、
ビー玉がうごかないようにスポンジをくりぬいてクッションをつくる。

これをつくったあとで、一つ目の作品をみてみると、
数字にそれぞれちがう色がついていて、
そこに着目してしまう子は混乱しそうだ、という意見がでる。
けっきょくできあいの数字ではなく、
おさらに直接マジックで「1」、「2」、「3」をかくという
シンプルなものにおちつく。
このお皿にも、ビー玉がうごかないようにクッションがつけられた。

4人でやると、いろんな意見がとびかって、
幅ひろい視点で「作品」のよしあしを検討することができる。
たったこれだけの自立課題をつくるのに
30分以上かかったけど、
「はじめの一歩」をふみだした手(足)ごたえがある。
この課題に、あしたどういう反応がかえってくるかたのしみになる。

posted by カルピス at 21:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | 児童デイサービス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする