2012年07月28日

オリンピック女子サッカー、対スウェーデン戦。笑顔がよかったスウェーデン監督

女子サッカー日本対スウェーデン。
とくに後半にはいってからは、
ずっと日本がせめつづける。
スウェーデンの選手たちにつかれがみえはじめ、
日本がセカンドボールをぜんぶひろう。
枠内シュートが何本もつづき、もうすこしではいりそうなのに、
決定的チャンスがことごとくきまらない。
相手のゴールキーパーがとくにすぐれていたわけではない。
シュートコースが限定されていたり、
ボールがもうひとつひっとしなかったりで、
何回やってもうまくいかない。
きめるべき時間帯にきめておかないと、
という、サッカーでよくいわれることばが頭をかすめる。
これだけせめつづけて、もしまけたらもったいないが、
サッカーではしばしばおこりうる。
試合間際にはスウェーデンも猛攻をしかけてきて、
日本が懸命にしのぐ試合展開になってしまった。
けっきょくスコアレスドローとなり、
31日におこなわれる南アフリカ戦まで
グループリーグ突破はおあづけとなる。

ひきわけがきまると、スウェーデンの監督は
うれしそうに佐々木監督と握手をかわしていた。
そのあとも、ニコニコしながら日本の選手たちと握手をし、ことばをかわす。
男女をつうじて、これだけいい笑顔で
相手選手をたたえる監督をはじめてみた。
スウェーデンにしても、あれだけせめていたのだから
(後半のシュート数、日本9本・スウェーデン8本)、
けしてひきわけが最良の結果ではなかったはずだ。
それでもああいう態度がとれるのは
よほどの大人物なのか。
勝った時よりも、こういうときに
ほんとうの人柄がでるのかもしれない。
日本の佐々木監督も、名監督であるとともに、
どこにだしてもはずかしくない名優でもある。

posted by カルピス at 22:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | 女子サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする