2012年09月15日

ダジャレだけではない早野宏史さんのサッカー解説

『サッカー批評』(58号・双葉社)に、
小田嶋隆氏が、ロンドンオリンピックの解説者について総括している。
そのなかで、川上直子さんの声の質についてふれ
この人の解説は、平凡ながら温かみがあって、内容的にはそんなに悪くないのだが、いかんせん声が甲高い。あの声をずっと聴いていると、私は、画面に集中できなくなる。

とある。
わたしもまったく同感で、
はじめに川上さんの声をきいたときに、
なにか機械のトラブルがおきたのかとおもった。
ワイドショーがよくやる、だれがはなしているのか特定できないように
音声をかえているような声。
プロのアナウンサーではないのだから、
声をせめられては川上さんがかわいそうとおもいつつ、
試合から気もちがはなれてしまった。

小田嶋さんは宮本恒靖さんとゴン中山さんをほめている。
こちらもわたしの感想とかさなっており、
宮本さんはみかけどおりの理論整然とした内容がよかったし、
ゴン中山さんの意外に、といっては失礼だけど、
まわりがみえている発言に感心していた。

オリンピックをはなれて、わたしがすきな解説者は
早野宏史さんと福西崇史さんで、
ちょっとイラつくのが山本昌邦さん。
早野さんは(アナウンサーにはいつもスルーされてしまう)ダジャレだけでなく、
サッカーへのおもいがつたわってくる
独特の視点から解説されているし、
福西さんのは最近まで現役選手だった感覚をいかして
わかりやすいはなしをしてくれる。
山本さんはおなじはなしをくりかえすことがおおいし、
自分のかんがえをおしつけようとするかんじがすきでない。

はっきり「きらい」なのが松木安太郎氏で、
なんでこの程度の解説しかできないひとが
毎回よばれているのか理解にくるしむ。
こういうのがすきなひとって、意外とおおいのだろうか。

番外編として、毎回とびきりきかざってスタジオにあわられる大竹七未さんもすきな解説者だ。
どの服をきようかまよっている大竹さんを想像するとたのしくなる。
選手たちに共感し、すぐになきながらの発言になることにも好感をもっている。

posted by カルピス at 23:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする