薬師湯さんにせっかくチケットをいただいたので、
配偶者をさそって温泉津(ゆのつ)へでかける。
休憩をふくめて2時間15分と、ちょうどいいドライブで温泉街にはいった。
薬師湯は、想像していたのよりかなりちいさな温泉で、
この規模なのに、サイトをあんなに充実させている方針におどろかされる。
きっと湯婆婆の内藤さんが、
よほどしっかりとしたかんがえで
経営にとりくんでおられるのだろう。
薬師湯のサイトや内藤さんのブログをみると、
お客さんにきてもらえることを、スタッフの方々が
ほんとうにありがたくおもっておられるのがわかる。
さっそく温泉にはいる。
うけつけの女性に、「1、2分でお湯からあがってやすみ、
また1、2分はいる、というのをくりかえしてください」と、
お湯のいただき方をおそわった。
家のお風呂では、ぬるめの湯にいつも30分ほどつかるので、
1、2分というのはめんどくさくおもわれる。
でも、じっさいにお湯につかってみると、
源泉46℃の湯がそのままながれてきているようにあつく、
とてもながい時間つかっている気にならない。
いわれたように1、2分であがることをくりかえしていると、
温泉の効能がからだにしみこんでくるかんじがしてきた。
これはたしかにすごい湯だ。
冷え性の方はてきめんにあたたまり、
その効果に感激されるのではないか。
お湯がまぎれもない実力をもっているのにくわえ、
スタッフの方々から
「おもてなしのこころ」がこもった接客をうけるので、
とても気もちのいい時間をすごすことができる。
温泉のあとはとなりの旧館にあるカフェでお昼ごはんをたべる。
このカフェがまたすごいところで、
大正時代の洋館は、
こんなかんじだったのではないかとおもわせる重厚な家具が
そのままつかわれている。
レトロな雰囲気のなかでいただく奉行飯は、
それはそれでおいしかったものの、
この大正チックなカフェにいると
わたしはなんだかオムライスがたべたくなってきた。
2時間ほどの滞在に満足し、温泉街をあとにする。
このつぎは、サイトの写真にあるような、
夕方から夜にかけての時間にたずね、
電球でてらされたもうひとつ別の薬師湯をみたくなった。
(補足)
今朝気づいたもうひとつの薬師湯効果として、
ふかいねむりをあげることができる。
熟睡したあとのすっきりした目ざめは、
とても気もちのいいものだった。
すごいぞ、薬師湯!