2012年10月07日

ガンバがベガルタにやぶれる。さきがみえない残留あらそい

10月6日におこなわれたJリーグ第28節、
ガンバ大阪対ベガルタ仙台をみる。
ベガルタは優勝のために、ガンバは残留あらそいのために、
両者ともかち点3が必要で、おたがいにまけられない試合だった。
その反映か、両チームともに慎重なはいりかたで、
後半30分まで膠着した状態がつづく。

そこからたてつづけに得点したのはベガルタで、
リャン=ヨンギの正確なキックを起点に
たびたびガンバのゴールをおびやかす。
試合はけっきょく1−2で、ガンバとしては
いたい黒星となった。
ガンバはのこり6試合で残留あらそいからぬけださなくてはならない。
絶体絶命ではないものの、
現時点で17位と残留の有力候補であることにまちがいない。

残留あらそいをしている下位の4チーム(降格のきまった札幌はのぞく)
のこれからの対戦相手をみてみると、

ガンバ:川崎・広島・柏・清水・東京・磐田
アルビレックス新潟:大宮・鳥栖・清水・川崎・仙台・札幌
大宮アルディージャ:新潟・柏・鹿島・セレッソ・磐田・清水
ヴィッセル神戸:清水・川崎・横浜・東京・柏・広島

となっている。

優勝やACL、それに残留あらそいと関係のないチームとの対戦が
おおければ有利なわけだけど、
ざっとみたところでは、これからの日程でとくにめぐまれたチームはない。
どのチームも、残留をかけた直接対決や、上位チームとの対戦がまっている。
4チームとも試合をするのが清水エスパルスで、
4試合とも清水のホームゲームとしておこなわれる。
今シーズンの対戦結果をみると、神戸が0−1でまけている以外、
あとの3チームはいずれも清水にかっている。
ACLへの参加をかけて、エスパルスがホームでかち点をのばすだろうか。

なんだかんだいっても、勝負はなにが影響するかわからない。
きのうの試合では、ギリギリで優勝をねらえる圏内にいる浦和レッズが、
降格のきまったコンサドーレ札幌に1−2でやぶれている。
また、ACL出場をめざしていたはずの名古屋は、
大宮とスコアレスドローだ(前前節の広島戦で、
ロスタイムにありえないまけ方をしたのがよっぽどこたえたのだろう)。
今シーズンの名古屋はもうがんばりそうになく、
これから名古屋とあたるチームはラッキーだけど、
残念ながら残留あらそいの4チームとも名古屋との対戦はない。
精神力のはなしはしたくないが、
これからはデーターよりも、プレッシャーにまけない気もちや、
降格したくないという意地がおおきく影響するだろう。
これからさき、どれだけ「ありえないこと」がおこり、
J1、J2の順位表がどうなっていくのか興味ぶかい。

posted by カルピス at 20:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする