2012年10月28日

なぜか絶対に降格しない大宮アルディージャというチーム

J1の残留あらそいがますますこんがらがってきた。
10月27日の30節では降格圏にいる6チームのうち、
大宮だけが勝点3をつみあげる。
のこりの鹿島・新潟・札幌はやぶれ、
ガンバとヴィッセルはひきわけという結果だ。
この時点での順位と勝点を確認すると

13位 鹿島アントラーズ  38
14位 ヴィッセル神戸   36
15位 大宮アルディージャ 36
16位 ガンバ大阪     33
17位 アルビレックス新潟 31
18位 コンサドーレ札幌  14(降格決定)

例年は勝点が38あれば残留圏内といわれているのが、
今年は40くらいになるのでは、と
「Jリーグタイム」で解説の長谷川健太さんがいっていた。
のこり4試合で、40まで勝点をのばせるのは
このうちどのチームだろうか。

なんちゃってサッカーファンのわたしがしらなかった有名な都市伝説として、
「大宮アルディージャは絶対に降格しない」というのがあるそうだ。
7年連続で残留あらそいにかちのこり、
2004年には「落ちない!お守り」が受験生にむけて発売されている。
今年もまたリーグ終盤にはいってからの大宮は別のチームになっており、
24節から3勝4分とまけがない。
30節ではきょねんの優勝チームの柏に4-1でかっている。

大宮アルディージャがJ1に昇格してからの成績は
2005年 13位
2006年 12位
2007年 15位
2008年 12位
2009年 13位
2010年 12位
2011年 13位
となっている。

12位だったら全然あぶなげないとおもえるけど、
そこにいたるまでは、毎年のようにリーグ終盤で勝点をのばして
なんとか降格をまぬがれてきたという過程がある。
リーグ終盤は、大宮がもっとも得意とする時期ともいえ、
ギリギリの状況にならないと本来のちからが発揮できない「体質」、
あるいは「戦略」が大宮というチームの特徴となっている。
サポーターが「安心して」毎年恒例の残留あらそいをみまもるのが
大宮アルディージャというチームだ。

次節からの大宮の対戦相手は
31節 鹿島 (H)
32節 セ大阪(A)
33節 磐田 (H)
34節 清水 (A)
であり、
過去の対戦成績をみると鹿島には1勝2分4負、
清水に0勝3分4負と、大宮とすれば苦手な相手との試合がのこっている。
しかし、この時期に過去の成績はあまり参考にならないだろう。
大宮の選手たちは残留あらそいでまける気がしないだろうし、
相手チームは反対にすごくやりにくい心理状態となる。
大宮と降格をあらそうアルビレックス・ガンバ・ヴィッセル・アントラーズのうち、
残留をあらそう体験をもつのはアルビレックスとヴィッセルだけで、
ガンバとアントラーズは、これまで降格あらそいのプレッシャーを体験したことがない。
大宮には降格するつもりがないとなると・・・
このさき残留あらそいはどうなっていくのだろう。

posted by カルピス at 17:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする