2012年11月25日

Jリーグ第33節 広島が優勝、大宮が残留をきめる

Jリーグ第33節

大宮がとうとう残留をきめる。
リーグ戦10戦まけなし(5勝5分)というつよさ
(「残留力」というそうだ)を発揮して、
「あぶなげなく」降格をまぬがれている。
いっぽうのガンバは「2点しかとれない試合はかてない」という
今シーズンのお約束どうり、FC東京とひきわけてしまった。
これで降格は、アルビレックス・ガンバ・ヴィッセル、
それにセレッソの4チームであらそわれることになる。

おなじ日におこなわれたサンフレッチェとセレッソの試合で、
サンフレッチェが今シーズンの優勝をきめた。
この試合できまることはないだろうと、
なんとなくきめつけてしまい、観戦(テレビ)しそこねてしまった。
前節の浦和戦では、優勝へのプレッシャーから
いつものプレーができなくなっていたので、
優勝は最終節にもちこすだろう、とおもっていたのだ。
サンフレッチェにしたら、
きのうの試合できめたかったろうから
これで楽になっただろう。

23日におこなわれたJ1への昇格をめぐるプレーオフでは
大分が千葉にかって4年ぶりの昇格をきめた。
わたしはオシムさんの影をもとめて
どちらかというと千葉を応援しながらみていた。
この試合で、千葉はひきわけでも昇格できた。
後半41分まで0-0でひっぱったのに、
試合もそれまでずっとおしていたのに、
ほんのちょっとしたミスを最後につかれてしまった。
「ひきわけでもOK」というのは、
往々にして試合をむつかしくするみたいだ。

かったほうの大分は、
まるでリーグ優勝やカップ戦をきめたときみたいにもりあがっている。
J2で6位だったチームが、あたらしくできたプレーオフという制度によって
うかびあがることができたのだから、
スポーツがいかにルールによって左右されるかの教本みたいなかんじだ。
大分は3億円の借金をかかえるという経営危機を、
地域全体の協力をえて返済してここまでたどりついたというので、
この感激はひとしおだろう。
とはいえ、どのチームにもそれなりの事情がある。
千葉にしても4年ぶりのJ1復帰をめざして期するものがあっただろうに。

これでのこるはJ2への降格をめぐるあらそいだけになった。
わたしが応援するガンバは、もう自分たちがかつだけでは残留できない。
勝点3をあげ、なおかつヴィッセルがまけるかひきわけ、
もしくはセレッソがまけるという他力本願での結果まちだ。
次節(最終節)、ガンバは磐田と、ヴィッセルは
優勝をきめた広島との試合がくまれている。
調子をおとしている磐田と、
優勝をきめていっきにリラックスできた広島という
対照的なくみあわせが、
残留をめぐるあらそいにどう影響をあたえるか。
わたしとしては、西野氏を解任したヴィッセルにお灸をすえたいので、
いろんなものにすがってガンバの残留をねがう。
大宮の「おちなお守り」には、まだご利益がのこっているだろうか。

それにしても、大宮はほんとにすごい。
これからもファンが期待するのは、
残留にむけた大宮の神がかり的なラストスパートであって、
優勝あらそいに顔をだすことではないような気がする。
広島と大宮、それに大分におめでとうの週末だった。

posted by カルピス at 09:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする