2013年01月10日

かるい農作業と畑でのおしゃべりこそがIターンの魅力

しりあいの店がウェブサイトむけの写真撮影をするというので、
サポートスタッフとして顔をだすことになった。
プロの写真家である庄司さんをまねいての撮影で、
わたしはいわれるままに鉢をうごかしたり、
集合写真でならんだりした。

このお店はリアル店舗とネットショップの両方で
ハーブの苗やオイルなどをあつかっている専門店だ。
ネットショップのうりあげをふやそうと、
きょねんの秋からサイトの根本的な再構築にとりくんでいる。
そのひとつとして、サイトにつかう写真もみなおそうと
企画された撮影会だった。
店長の本気がほかのスタッフにもつたわりはじめ、
店全体がいいエネルギーを発散している。
わたしもその本気さにできるだけつきあいたいとおもった。

撮影むけに、数人のスタッフが輪になって鉢の手いれをする。
とぎれることなくおしゃべりがはずみ、
のんびりした雰囲気がここちよい。
まえに野菜の出荷を手つだったことがあり、
そのときとおなじようななごやかさをかんじた。
いまの仕事にないものをひとはもとめるようで、
あたたかなビニールハウスのなかで、
何人かといっしょになって手をうごかすのは
おもいがけずすごくたのしかった。
似たような仕事を部屋のなかでやってもたぶんダメで、
外での仕事というのがわたしのどこかを刺激したのだ。
わたしにむいているのは、
きっとこういうかるい農作業なのだろう。
そして、Iターンで農村や離島にはいるひとたちは、
あんがいこういうなごやかさに
ひかれるのではないかとおもった。

そのうちにお茶の時間になって、
みんなでコーヒーとおかしをつまむ。
こんどはもう本格的におしゃべりだけで、
庄司さんを中心に、地域の話題や
自分たちが子どもだったころのはなしが
ぽつりぽつりといつまでもつづいた。
店をしきる店長さんは大変なのだろうが、
サポートスタッフの気楽な立場で顔をだすぶんには、
冬のビニールハウスくらいくつろげる場所はない。

店長からあとできいたところによると、
いい写真がとれて庄司さんも満足されたという。
店長の本気さに、すこしだけでも協力することができ
どんなサイトにしあがるのか
ますますたのしみになった。
また、農業をからめたわたしの将来像も
すこしみえてきた気がする。

posted by カルピス at 22:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする