春やすみのいそがしい2週間がおわる。
2週間だけなので、なんとか頭とからだをだましながら
きりぬけることができた。
できるけど、ダメージをうけたからだをもとにもどすには、
かなりの時間がかかる年齢にたっしている。
老体にムチをうてば、そのあとで
それ相応のていねいなケアが必要になる。
とにかくからだがうごかなければならないので、
効果的な方法としては、目のまえにごちそうをチラつかせることになる。
今回は、ニンジンとして電子書籍末端の
「キンドルペーパーホワイト」をぶらさげた。
7980円と、以前より値段がこなれてきたし、
先日よんだ『ソーシャル時代のハイブリッド読書術』にかかれていた
「電子書籍を紙の本の代替品として捉えてしまうと、
その姿を見誤ってしまいかもしれません。
電子書籍は、新しい『本』の形なのです」(倉下忠憲)
にひかれたのがおおきい。
本のかわりとしての電子書籍ではなく、
べつのつかい方をしることで、
本とのつきあい方の可能性をひろげたくなった。
以前は長期海外旅行くらいしか、
電子書籍の必要性を予想できなかったけど、
それはまさしく「紙の本の代用品」としての電子書籍であり、
電子書籍の本質がそこにはないとなれば、
いったいどう読書がひろがるのか、ぜひためしてみたい。
いろいろな末端があるなかで、
かうならe-inkにしよとまえからおもっていた。
できるだけバッテリーがながもちすることと、
目がつかれないためにはe-inkがもっともてきしている。
iPadやパソコンで本をよむ気にはなれない。
かるくてそこそこ画面がひろいペーパーホワイトは、
わたしがのぞんでいた機能をすべてみたしている。
本のかわりとしてではなく、
あたらしいたのしみ方にどれだけであえるか。
2週間でヘロヘロになった体調のリハビリをかねて、
ペーパーホワイトとのつきあいに期待している。