2013年04月24日

『仕事をするのにオフィスはいらない』はじめてKindleで本をよむ

はじめてキンドルをつかった読書として
『仕事をするのにオフィスはいらない』(佐々木俊尚・光文社新書)をよむ。
本の内容ではなく、キンドルをつかった感想をかいてみる。

『仕事をするのにオフィスはいらない』をさがしに
本屋さんにいくけど、棚にみあたらない。
おいてある検索用のパソコンでしらべても
検索条件にひっかからなかった
(だいたいにおいて、この検索機はあまりあてにならない)。
家にかえってアマゾンでしらべると、
紙の本で798円、Kindle版では600円だ。
200円ちがえば、わざわざ紙の本を注文するより
キンドルでよもうという気になる。

ダウンロードはとてもかんたんだ。
いつものアマゾンでのかいものとおなじアカウントで
しはらいをすませるとすぐに配信される。
あんまりはやすぎて、「かった」という気がしないほどだ。
配信された本はネット上の「My Kindle」で管理されるので、
もっているどの末端でもひらくことができる。
パソコンはもちろん、iPadもキンドルのアプリをいれたら
すぐにみられるようになる。iPodもおなじ。
ただ、いろんな末端でひらけることが
そんなにありがたい機能というわけでもない。
よむのは電子書籍をよむのは基本的にキンドルとなり、
あとは紙の本を何冊か同時期によむというのが
わたしのいまのスタイルで、
パソコンやiPadでよむ必要性をかんじたことはない。

これまでは、本をよみながら
気にいった箇所に線をひいていた。
キンドルではそれが「ハイライト」とよばれる作業で、
線をひきたい頭の文字をながおしすると反転するので、
それをそのままおしまいの文字までひっぱっていく。
ただ、ハイライトできる量は本によって制限があるそうで、
いくらでも線をひくというわけにはいかない。

ページをめくるタップは、動作そのものは簡単でも、
すすみすぎたり、もどりすぎたときに、
自分がよんでいた箇所がすぐわからなくなってしまう。
ちがう箇所をタップしたり、
なれないうちはへんなボタンをおして、
ぜんぜんちがう章へとんだりと、けっこうイライラさせられた。
このへんは紙の一覧性にはかなわないところで、
何百ページの本をペラペラっとめくって
全体を把握するというわけにはいかない。

キンドルはかるいので、ねるときにもうえをむいて
よみつづけることができる。
電気スタンドのひかりのむきを調整しなくても、
キンドル自体があかるいので目がつかれない。

バッテリーは、いちにち30分の読書をするとして
2ヶ月もつ、と公表されているけど、
じっさいにはそれほどながくはなかった。
まあ、毎日充電するほどではないのだから、
じゅうぶんに実用となるレベルとはいえる。
また、パソコンにつなげばかんたんに充電できるので、
わざわざ充電器をかう必要はない。

けっきょくあつかいにくさのおおくは不なれからくるもので、
つかううちにだんだんとなじんでいきそうな予感がある。
はじめてのキンドルでの読書に
『仕事をするのにオフィスはいらない』をえらんだのは、
小説よりもこういうジャンルの本が
キンドルむきのような気がしたからだ。
それもおそらくわたしの偏見で、
なれていくうちになんでもキンドルでよめるようになるだろう。
キンドルでの読書は、おもっていたよりも特別なものではなかった。
実用となるレベルまで、じゅうぶん成熟しているというのがわたしの感想だ。

posted by カルピス at 22:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする