サイクリングはおにぎりとホットケーキづくりからはじまる。
日曜日におでかけするときは、
朝ごはんにホットケーキをつくると特別感がもりあがる。
お弁当にはうめぼしのおにぎりを2つ用意する。
前回ホットケーキをつくったときは、
レシピどおりをこころがけたので、
たくさんの砂糖とバターをつかうことにおどろいてしまった。
おいしいホットケーキのみなもとは、
こんなにもからだにわるそうな材料だったのか。
今回はホットケーキミックスをつかった。
これはこれで、あまりの簡単さに
「なんだかおかしい」とおもいだす。
すぐにふくらむし、つかった容器のあとかたづけも簡単だ。
でも、この簡単さの影には、
なにかよほどわるい秘密がかくされているような気がする。
往復70キロほどのコースを
あそび仲間をさそって2人ではしる。
はじめてのサイクリングとなるフジフェザーCXは
ハンドルをにぎるだけで「そうそう、こんなかんじ」と
自分との相性のよさを期待させる。
みためは地味でパッとしないけど、
車でいうとBMWみたいに
羊の皮のしたにはたかい運動性能がかくされている。
かたさとやわらかさをあわせもっており、
いったんはしりだすと、どんなうごきにも
対応してくれるという安心感がもてる。
シフトのきりかえはなめらかで、
気もちよく足の回転がつたわる。
これまでのっていたランドナーよりも
敏感に操作に反応してくれて、一体感がとても気もちいい。
ただ、三角筋がすごくつかれた。
これまでそんなにここがつかれたことはないので、
サドルの位置やハンドルのたかさを
調整したほうがいいのかもしれない。
そのほかはすべてうまくいった。
スピードをだしてもすごく安定している。
もうしぶんのないサイクリングとなった。
70キロのコースを4時間半かけてはしったのだから、
坂がほとんどないコースをおもうと
かなりゆっくりなペースだ。
でも、いまのわたしにはちょうどよかった。
からだが長距離になれてなくて、
とちゅうからふとももがピクついていたし、
あと20キロというところで
エネルギーがきれてふらふらしてきた。
といっても不愉快なつかれではなく、
きょうみたいなサイクリングを何日かつづけたくなってきた。
つぎの日にはしるコースをたのしみに寝床にはいるという
自転車をメインにした旅行だ。
ニュージーランドかカナダ、
というとあまりにもまずしい発想なので、
なんとか近場でたのしいコースをみつけたい。
わたしにとって、車のながれを気にせずはしれることが
たのしいサイクリングの条件だ。