2013年05月21日

リハビリ水泳のたのしさ。サビつかせない努力は無駄だ

8月におこなわれるスイムランにむけて
水泳の練習をはじめる。
できれば年間をつうじておよいでおきたいところだけど、
冬にはどうしてもプールから足がとおざかる。
今回も、半年ぶりの水泳になってしまった。

これくらいあいだがあくと、
筋肉がおよぎをわすれてしまい、
ながくつづけておよげなくなっている。
およぎだしはあんがいなんとかなったので
そのままずっとおよげるかと期待したら
そうはうまくいかない。100メートルでとまる。
競泳でいえば「うかんでいる」状態で、
ぜんぜん水にのってないけど、でもすごくたのしい。

しばらくしてから、これはリハビリなのだと気づいた。
はやくおよいだり、きれいなフオームをめざしたりするちからが
いまのわたしにはない。
ないことでかえって気らくに練習にむかえることがある。
つねに上をめざしたり、タイムを気にするのではなく、
ただおよぐだけでもう満足な状態だ。
10から11にするのはたいへんだけど、
0から1にするにたいしたちからは必要ない。
練習はつみかさねなので、わずかなとりくみをつづけることで
すこしずつうまくなっていく。
スタートしたばかりのときは、進歩がすぐにみえるので、
わずかなエネルギーでおおきな変化を実感できる。
そして、すでに体験ずみの道すじなので、
これからどうなるかに不安がない。
もともとのレベルがたいしたことないので、
何回かプールにかよえばすぐにカンをとりもどせるはずだ。

まじめに練習するにはひとりで1コースを占領したくなるけど、
リハビリなので、ひとがなんにんいてもOKだ。
プールがすいていそうな時間帯をねらう必要がない
(というときにかぎって利用者がすくなかった)。
休憩をふくめて45分ほど水につかっていたら
もうそれでじゅうぶんという気になった。

梅棹忠夫さんが外国語の勉強について、
「つかわないのにサビつかせないようしようとすると
たいへんだ。必要になったときに
サビをおとせばいい。なんどでもサビつかせたらいい」
とはなしておられた。
いちど身につけた能力を、
必要でないのにたとうとするのは無駄なことだ。
サビはすぐにおちる。
安心してほかのあそびにエネルギーをそそげばいい。

posted by カルピス at 09:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする