2013年05月29日

愛車のポロを手ばなす

ながくのってきたフォルクスワーゲン・ポロを
手ばなすことになった。
9年間お世話になり、愛着がある。
できればこのままのりたいけれど、
ずいぶんガタがきてるので、車検をとおさないほうがいいと
自動車整備会社の方にいわれる。

平成10年の5月に初期登録された車で、
わたしがのりはじめたのが平成16年の3月だ。
赤のポロに車種と色をかぎってさがしてもらい、
80万円ほどで手にはいった。
そのときに走行距離が3万4000キロだったこの車は、
メーターを確認すると、まだ6万キロいってない。
平均で1ヶ月に240キロしかはしっていないことになるので、
もうすこしかわいがればよかったなんておもえてくる。

いちばんとおくへでかけたのは、
友だちのいる金沢までで、
往復1000キロをあぶなげなくはしってくれた。
それ以外はちかくの場所ばかりだ。
いちばん役にたつのがネコを病院へつれていくときで、
でもこれはべつにポロでなくても用はたりる。

ポロのいちばん初期の型で、
角目のライトとシンプルなデザインが気にいっていた。
ちいさな車なのに重量が1325キロもあり、
うごきだしがすごくおもい。
おまえは2号戦車か、とつっこみたくなる。
ぶつかったときに真価を発揮してくれるタイプだろう。
軽自動車なみのちいさな車体なのに燃費はわるく、
市内ではリッター8キロ程度だった。

排気量は1.6ℓで、自動車税が4万3500円もする。
雨もりがして、床がベチョベチョになったことがあるし、
ワイパーがうごかなくなったり、
メーターがきゅうにクルクルまわりだしたこともあった。
よくいわれるとおり、電気系がよわいみたいだ。
雨もりをする車は湿気がこもるせいで、
ガラスがくもりやすい。
冬には視界が極端にわるくなり、
かなりあぶない状態で運転することになる。
天井にはってある布がめくれはじめ、
かなり残念な状態だ。

こうかくと、ろくでもない車みたいだけど、
これらはすべて愛着のうらがえしでもある。
そうしたトラブルがあったから、よけいに
自分の車という気もちになってくる。
メカにくわしいひとならこまめにして整備して
ポロにのりつづけることもできるだろうが、
わたしにの手にはあまる。
消費者としてかかわるしかない。

かわりの車はまだきめていない。
ポロ以外の車にのるのは、
率直にいってかなりさびしい。
わたしのしょぼい40代は、
ポロとともにあったことをわすれないだろう。

posted by カルピス at 12:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする