きのうおこなわれた第17節で
J1は前半戦をおえ、2週間の中断にはいる。
ザッケローニ監督が視察におとずれたマリノス対レッズでは、
東アジア杯にえらばれたマリノスの斉藤学と栗原が得点をあげている。
おなじく代表となったレッズの原口と槙野は、
目のまえで2人にきめられ、がっくりきた様子だった。
東アジア杯というと、以前の大会での
中国と韓国のラフプレーをおもいだしてしまう。
あまりたいした位置づけのできる大会ではないのに、
選手たちは(当然ながら)えらばれようと必死になっている。
サッカーとしてのまともな大会となるようねがう。
J1でいまめちゃくちゃつよいのが川崎フロンターレだ。
4月20日におこなわれた7節のベガルタ戦まで
3負3分とかちがなく、
風間監督の解任が話題にのぼるようになっていた。
しかし、5月は4勝1分、コンフェデ杯の中断後は
3勝1負とまけないチームとなり、前半を7位でおりかえした。
上位チームにつよく、広島には2-4でやぶれたものの、
7月はアントラーズ・レッズ・アルディージャを相手にうちかっている。
レッズ戦では4-0と圧勝し、レッズの選手たちを呆然とさせていたし、
きのうのアルディージャ戦では、
アルディージャに今季はじめての連敗をプレゼントすることになった。
わたしにはフロンターレの戦術を分析するちからはないが、
コンフェデ杯がえりの憲剛がさえているのと、
大久保が決定機にきめきれているのがみていてもわかりやすい。
とくに憲剛は得点にからむ場面のほぼすべてに起点となっており、
自分でも3試合連続のゴールをあげている。
憲剛の絶妙なパスが、ピタッと味方の足におさまる瞬間は、
フロンターレ戦ならではの快感だ。
前半戦のリーグでは、アルディージャの活躍がひかっている。
昨シーズンからまけない試合はこびが選手たちに自信をうえつけ、
第11節にベガルタ仙台にやぶれるまで無敗記録を21までのばした。
残留あらそいの常連が、これだけ安定したつよさをみせたのは、
昨シーズンのとちゅうから指揮をとったベルデニック監督の方針が
チームに浸透したのだろう。
マリノスも開幕の好調さを維持しつづけ、3位につけているし、
レッズ・アントラーズと、ちからのあるチームが
優勝あらそいにからんできそうだ。
下位チームをみると、昇格組の
大分・湘南・甲府がくるしんでいることと、
鳥栖と磐田がなかなかリズムをとりもどせていない。
監督のかわった磐田が後半どうまきかえしてくるだろうか。
一時期まけがこんでいたグランパスは、
ここにきてようやくかちきれるようになっており、
一安心というところだ。
フロンターレの活躍に期待しつつ、後半戦の再開をたのしみにしている。