2013年08月11日

J1第20節 サンフレッチェの試合はこびのうまさがきわだつ

J1第20節、サンフレッチェ広島対ジュビロ磐田をみる。

2連敗中のジュビロは川口と前田を先発からはずしてきた。
7月6日から関塚監督が指揮をとるようになり、
攻守にわたって変化がみえはじめてはいるものの、
まだ勝利というかたちでは、おもうような結果があわれていない。
ジュビロはずっとよくまもり、とくに佐藤寿人に仕事をさせない。
攻撃では山田を中心に、なんどもいいところまで形をつくれている。
しかし、先制したのはサンフレッチェで、
前半43分に一瞬のスキをついて佐藤がこぼれ球をおしこんだ。

後半6にジュビロは前田をいれてくる。
前田はいつものように攻守にわたって献身的なうごきをみせる。
不調だから点がとれないのか、
点がとれないから不調といわれてしまうのか。
今季の得点はまだ4点にとどまっており、
このすくなさがジュビロの低迷に直結している状況だ。

解説は早野宏史さんで、状況のアナウンサーと息のあったところをみせる。
ミキッチが例によってとにかく右サイドからの攻撃を
愚直にくりかえしていると、

早野 「ミキッチは2人こようが3人こようが
   自分の仕事はこれだって、みきっていますね」
アナ 「ミキッチだから」
早野 「そうですね」

ほんとうに、ミキッチのせめあがりは、
わかっていてもとめられないみたいで、
たびたび右サイドが起点となってシュートまでもっていく。
しんじるものは、まよいがないぶんジュビロも手をやいていた。

後半26分に、ジュビロは金園がヘディングをきめ同点においついたものの、
32分にサンフレッチェのファン=ソッコにミドルシュートをきめられて
かちこしをゆるしてしまう。

早野 「ファン=ソッコも、あソッコしかなかったですね」

というのがだじゃれにきこえないほど、
コースがないところからのスーパーゴールだ。
そのあとはジュビロの猛攻をしのぎきって試合終了。
今季まだ連敗がないという安定したサンフレッチェの成績は、
きょうの試合みたいなたくみな試合はこびにもあらわれている。
一方のジュビロはこれで3連敗。
わるくない試合なのに勝点をのばせない。

他会場の結果も明闇をわけるものがおおかった。
グランパスはレッズを相手に2−0と完勝する。
調子を完全にとりもどし、これで5連勝。
アルディージャはセレッソと対戦し0−3といいところがなかった。
連続無敗記録を更新し、いちじは首位にたったのに、
一転してかてなくなり5連敗とくるしんでいる。
この試合、東アジア杯でうりだしたセレッソの柿谷は
東アジア杯とおなじような形のシュートをおちついてきめ、
2点1アシストと活躍した。
トリニータはひきわけにもちこみ連敗を5でとめた。
どの試合会場も開始時の気温が30℃をこえており、
あつさ対策がなやましいコンディションだった。
こきざみに中断期間がはいり、そのあとは
あつさのなか連戦がつづいたりと、
選手たちにはリズムがつくりにくい過酷な時期となっている。

posted by カルピス at 09:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする