2013年09月12日

沖村文子さんをまねいてのサポートブックづくり

下関の「ぽけっと」「ぱれっと」から
沖村文子さんをまねいての保護者勉強会をひらく。
沖村さんにはきょう・あすの2日間にわたって、
ピピと、わたしが以前つとめていた事業所の2カ所について
職員むけに研修をしていただいたり、
事業所のとりくみについてのアドバイス(構造化など)
をおねがいしている。
きょうの午前は、一番目の企画として
ピピの保護者とスタッフむけに、
サポートブックづくりについての学習会をひらいた。
保護者5名とスタッフ7名が参加する。

12名の参加者が、おたがいに握手して、
簡単に自己紹介するところからはじめる。
保護者のなかには、はじめてであう方もおられたので、
スキンシップからいっきに和気あいあいとした
なごやかな雰囲気にかわる。
12名という、この規模ならではのたのしい挨拶だった。

たまたまプロジェクターの設定にきてくれた
べつの事業所の職員さんをつかまえて、
「こういう機会に顔みしりになってたら
あとでたのみやすいでしょ」
とさっとつなげたのはさすが沖村さんだ。

サポートブックについては、きいたこともない、
という保護者の方もおられたし、
特別支援学級にはない、と保護者の方がいわれると、
ふつうそうかもしれないけど、特別支援学級は
ほかのクラスにいったり、支援員さんがかかわったりするので
サポートブックがほんとは必要かも、と沖村さんが指摘される。

自分の子について「よいとこさがし」をかきだしたあと、
それをとなりの席のひとにつたえてみる。
なれないとなかなか肯定的に表現しにくいので、
沖村さんがはなしをききだしていくと、
おしゃべりしているうちにいくつも
「よいとこ」がみつかっていく。

サポートブックはひとりでやろうとすると大変なので、
ネットでひながたをさがしたり、
事業所のだしている様式をつかわせてもらったり
したほうがとりかかりやすいですよ、
というのが沖村さんのアドバイスだ。
じっさい、2時間だけではしあがらなかったので、
これをもとにすこしずつつけくわえていきましょう、
という段階できょうのところはおえる。

はなしているうちに、保護者の方のはなしがもりあがってきて、
勉強会というより座談会みたいになってくる。
でも、これはこれでいいかんじだった。
おもっていることをほかのひとにきいてもらえたら
気もちがずいぶんちがってくるのではないか。
これだけ気やすくて、敷居のひくい勉強会は
沖村さんならではのものだ。
その場の雰囲気から状況を判断して
自由にやり方をかえていかれる。
おかげで、1回目の勉強会として、
とてもいいスタートをきることができた。

posted by カルピス at 18:45 | Comment(2) | TrackBack(0) | 児童デイサービス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする