『あたえる人があたえられる』(ボブ=バーグ&ジョン=デイビッド=マン・海と月社)
「シゴタノ!」の大橋 悦夫さんがすすめておられた本だ。
『あなたがあたえる大富豪ピンダーの夢をかなえる5つの秘密』が
版元とタイトルをかえて出版されたもの。
ノルマ達成にやっきになっているジョーが、
もうどうにもならなくなり、わらにもすがるおもいで
「伝説のコンサルタント」として有名なビンダー氏に電話をかける。
おどろいたことに、ビンダー氏はこころよく依頼をききいれ、
自分の家にくるようにジョーにつたえた。
つぎの日からいちにちにひとつずつ、ビンダー氏がジョーに、
成功の秘訣として5つの法則をおしえていく。
やさしくかかれていてスラスラよめた。まえむきで、とてもいい気分になる。
『仕事は楽しいかね?』をよんだときのことをおもいだした。
5つの法則は、どれもむつかしいことではなく、
こころのもち方でしかない(だからむつかしいともいえるけど)。
「いちばん大事なことは、
あなたがどういう人かということです。(中略)
あなたが何を売っているつもりであっても、
じつは、本当に売っているのはあなた自信なのです」
「『人と接する力を身につけたいですか?』彼女はくりかえした。
『それなら、自分らしくいることです』」
ブログをかくという意味も、ひとつにはこのことがあるのかもしれない。
自分をわかりやすくつたえようとする手段がブログなのではないか。
こざかしく損得のそろばんばかりをはじいてばかりではなく、
自分にも、もっとワクワクする仕事ができる気がしてきた。
献身的で正直にい生きたくなる。このすがすがしさはなんなのだ。
わたしのまわりにも、自分のことよりひとにおおくをあたえようとするひとがなんにんかいる。
経済的な成功にはかならずしもむすびついてはいないけど、
ひとりの人生としてとらえると、充実したすばらしい時間をすごしているようにみえる。
世界は意外とシンプルにつくられているのかもしれない。