2014年08月07日

プランターにそだったハーブを料理につかう

プランターにうえたバジルがおおきくそだった。
年によっては、虫やナメクジにたべつくされることがあるのに、
ことしはたくさんの葉っぱをつけている。
このバジルをどういかすか。
わたしはトマトソースにいれるぐらいしかおもいつかず、
それも、これまではトマトといっしょに煮こむかたちで
バジルを鍋にいれていた。
とうぜんバジルはクタクタになり、
みばえも味も、バジルをくわえたよさがほとんどかんじられない。
最近ようやく、バジルをどのタイミングでくわえたほうがいいのかつかめてきた。

夏になり、トマトがやすくでまわるようになると、
カンヅメではなく、生のトマトをつかって
トマトソースをつくるようになる。
トマトはおろし金をつかってフライパンにすりおろす。
この場合、トマトソースはバジルをいれることで完成する。
つまり、ゆであがったメンをトマトソースとあえる寸前に
バジルをくわえるのがいいみたいで、
こうすれば、新鮮なバジルならではのかおりと味をたのしめる。
バジルは熱によわく、かといって、生のままでは
口のなかでモシャモシャしてサラダをたべてるみたいだ。
微妙な加減で熱とオリーブオイルをくわえるのが、
バジルのおいしさをひきだすコツのようにおもう。

ハーブ専門店でかったベトナムコリアンダーにもお世話になっている。
こちらはもっぱらコリアンダー、つまりパクチーの代用品として料理にいれる。
ハーブショップのはなしによると、
日本の気候では冬しかコリアンダーがそだたないそうで、
夏にパクチーのつよいかおりをもとめようとおもえば、
このベトナムコリアンダーがかわりの役をはたしてくれるという。
たくさんのタイ人が日本にすむ時代であり、
タイ料理むけの材料をあつかうお店も都会にはあるそうだから、
夏にパクチーがないのはおかしいとおもうけど、
ハーブショップの店長さんの説明では、
とにかく日本の夏にはそだたないという。

ベトナムコリアンダーは、パクチーの代役だけあって、
ナンプラーとの相性がよく、
野菜いためや卵スープにいれても独特の風味となる。
しょうゆや塩よりも、ナンプラーをつかう料理におすすめで、
だから、なんでもナンプラー味にしてしまえばベトナムコリアンダーがいきる。
そこまでしてベトナムコリアンダーをたべなくてもいいわけだけど、
せっかくプランターにあるうちは、と
チャーハンだけでなく、スープやいためものによくつかうようになった。
なすびやピーマンがだめなむすこも、
ナンプラーとベトナムコリアンダーには抵抗をしめさない。
彼の将来に、このふたつの味をうけいれた経験は、
なにがしかのプラスにはたらくのではないか。

もうひとつ、ミントも料理につかいやすい。
料理というか、わたしの家ではもっぱらミントティー用で、
モロッコ風のどぎつくあまい味にしたてる。
コツは、ミントだけではなく、
中国茶(なければなんでもいい)もいっしょに急須にいれること。
日本人がミントティーをつくると、
ついミントのさわやかをいかそうとするけど、
それはべつもののミントティーとおもったほうがいい。
あくまでも本場の味をめざすのなら、
いっしょにお茶の葉をいれることと、
大量のさとうをくわえることにためらってはいけない。
糖分のとりすぎやダイエットをかんがえていては、
本格的なミントティーはたのしめない。
できあがったミントティーは、
これまたどぎついあまさのお菓子といっしょにちびちびいただく。
ミントティーとお菓子のあまさに、
だんだんあつさをわすれたような気がしてくる(はず)。

ハーブとは関係ないけど、
塩につけた梅ぼしを、いつ3日3晩の土用ぼしにするか、
先週からずっとまよっていた。
台風の影響か、このところ天気がわるく、来週もまた雨の予報がでている。
けさ、ちょっと陽がさしてきたので、いまのうちにとおもって
梅をザルにあげた。
とはいっても、午後からはくもってきたので、
ぜんぜん意味のない土用ぼしになるかもしれない。
日本全国、安定しない天気がつづくようで、
ことしくらい梅ぼしづくりになやましい年はない。

posted by カルピス at 22:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | 料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする