2014年10月04日

ロコモシンドロームのチェックテストが かなりきびしかったこと

このごろあるくのがたのしくて、
ちかくのスーパーに 自転車ではなく
あるいてでかけるようになっている。
ためしにどれくらいあるけるか はかってみようと、
きょうはちょっとながめのおでかけにしてみた。
DVDをかりにゆき、そのあとすこしとおくのスーパーでかいものをする。
52分。歩数でいると、5000歩くらいだろう。
意外とたいしたことない。
気もちよくあるけたけど、いちにちに1万歩というのが
どれだけたいへんかが すこしだけわかった。

けさの朝日新聞be版に、ロコモティブシンドロームがとりあげられていた。
「骨や関節、筋肉といった体を動かす『運動器』がうまく働かず、
しまいには動けなくなる」ことをいうそうだ。
きいたことはあったけど、
バランスがわるいとか、極端に筋力がなくてうごけないなど、
「ねたりきり」を心配する高齢者だけの問題かとおもっていたら、
わかいころから気をつけてないと、
はやくから介護が必要なからだになるという。
記事にはチェック表がのっており、
40〜60代なら40センチの台から片足でたちあがれないといけない。
もちろんわたしはできるだろうと、ためしてみたら、ギリギリだった。
とくに左足がよわいようで、表情がかわるぐらいちからをいれて
なんとかたてる、というレベルだ。
60代後半になったとき、いまの筋力が維持できているとは とてもおもえない。
いつも はしったり およいだりしているわたしが、
ロコモのチェックにつまずくなんて がっくりくるし、納得がいかない。
きびしすぎるチェック項目ではないのかと 苦情をいいたくなるし、
ランナーとしてのほこりがキズつけられた。
くやしいので、なんどもくりかえすうちに コツがつかめてくる。
あんがいかんたんにたてるようになったけど、
こういうのは「実力」とはいわないだろう。
「わかいうちからの予防」は、まさにわたしにむけられたことばとうけとめよう。
もうひとつのチェックテストに「2ステップ測定」があり、
これはできるだけおおまたで2歩すすみ、
その合計を身長でわった数字を参考にする。
これもわたしはやってみたけど、やっと平均という数値でしかなかった。
ほんとにこれはロコモ度をはかるテストなのか。
英才教育にむけ、才能のあるわかものを選別しているのではないかとおもえるほど
わたしには無念さをかんじてしまう結果だった。
とくに片足でのたちあがりは、くりかえすうちに
ヒザがマヒしてきたようにちからがはいらなくなり、
筋力がないとはこういう状態をいうのかと
自称トレーニングずき人間としては ショックがおおきかった。

職場のスタッフに、医者から運動をすすめられたひとがいて、
どんなやり方があるかいっしょにかんがえたことがあるけど、
これまで運動の習慣がなかったひとに
魅力的なとりくみは なかなかおもいつかない。
都会なら ひと駅まえで電車をおりてあるく、なんてよくきくけど、
地方都市では自動車による移動がほぼ唯一の手段となる。
運動としておもいつくのは、はやおきや 仕事のあとで時間をつくり、近所を散歩するくらいか。
記事にある「働き盛り世代は、運動をする時間を確保するのが難しいのが実情です」は、
まさにそのとおりで、
仕事熱心なひとほど運動量がすくなくて、
生活習慣にとりいれにくく、したがってからだをこわしやすい。
自分のからだなのだから、自分でまもるしかないとはいえ、
やすみの日にたっぷりあるいたつもりで52分なのだから、
いちにち1万歩など、よほどの計画性とやる気が必要だ。
こんどロコモ度チェックテストをやってもらい、
ショックから運動への意欲をかきたててもらおうか。

きっとこのロコモのチェックテストは、これからもロコモ度のめやすとして
おこなわれていくだろう。
だれがかんがえたのかしらないが、
たしかに筋力とバランス力をあぶりだす わかりやすいテストだ。
わたしは片足たちと2ステップ測定の練習を地道につづけ、
ちゃっかりこのテストに特化した能力をたかめようとおもう。
70歳になったとき、片足で40センチの台から笑顔でたちあがり、
2ステップ歩行も、おおまたながらきれいなフォームできめる。
超70歳レベルの老人として測定者をおどろかせたい。
それにしても、ひごろのトレーニング効果は
いったいどこにきえてしまうのだろう。
いまのトレーニングに さらにアンチロコモ運動がくわわると、
「やらなければならない運動」がどんどんふえてゆき、
おもいえがいていた しずかでおだやかな老後への道とは、
まるでちがったものになる。
知的な能力は いまのレベルをうけいれられても、
運動能力となると 意地をはりたくなるのは なぜだろう。

posted by カルピス at 21:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする