2014年11月12日

口内炎をわずらうネコにわたしたちができること

口内炎からピピが食事をとりにくくなって、4ヶ月になる。
人間もたべすぎたり栄養がかたよると口内炎ができるけど、
ネコのは それが口のなかじゅうにひろがるのだから、すごくいたそうだ。
ネコの口内炎は、ほかの病気(ウィルス感染)の症状としておこる場合がおおく、
たべられないうえに、からだがだんだんとよわっていく。
口のなかの状態に気をつけていても、口内炎になるときはなるし、
原因がわからないときもある。
いっしょにくらしているネコの口内炎に、
胸をいためているひとはおおいのではないか。

口のなかに炎症がひろがるので、
いたくてご飯がたべれなくなるし、
アクビをしただけで いたさになき声をあげることもある。
ネットをみると、歯みがきや薬による対応がかいてあるけれど、
いたがるのでとても歯みがきなんかさせてくれないし、薬もいやがる。
健康食品や奇跡の水などに たよらないとしたとき、
わたしはなにができるだろうか。
ピピの食事につきそっていて 気づいたことをかいてみる。

1 固形タイプ(カリカリ)より、カンヅメのほうがたべやすい
2 たべてくれるものをいろいろためす
3 いやがっても、しつこくお皿を口のほうにもっていく
4 たべるときはそばについて 声をかけたりなでたりして応援する
(じゃまにならない程度に)

それぞれについて説明すると、
1 カリカリは口のなかのいたいところにあたることがおおく、
 いやがるようになる。

2 カンヅメにもいろいろな種類があり、
 たべなくなったら たべてくれるものにかえる。
 テリーヌ状態のものがピピはたべやすいようだ。
 カンヅメでなくても、たとえば魚のゆでたものでも、
 たべてくれるならなんでもいい。

3 ご飯がほしそうなそぶりをしているのに、
 カンヅメをあけても そっぽをむいて たべないことがおおい。
 いたみの記憶が場所やお皿とむすびついた二次障害なので、
 場所やお皿をかえてみる。
 いやがっても、しつこくなんどもお皿にむかうように うながしてみる。
 病院では注射器から強制的に口にいれる「強制給餌」をすすめられるけど、
 ひどくいたがるし、たいした量をとれるわけではないので、
 自分でたべてくれるよう 気ながにつきあったほうがいいとおもう。
 
4 すこしたべただけで、お皿からはなれることがおおい。
 そんなときもすぐにあきらめないで、しつこくすすめていく。
 ネコは自分なりにいたくないたべ方を工夫しているので、
 モンプチのようなちいさなカンヅメでも20分以上かかることがある。 
 それだけの時間 たべつづけるのはネコにとってもたいへんなことであり、
 そばにいてくれるひとの存在が はげましになるような気がする。

もうこれ以上はたべられない、というときは、
お皿に関心をしめさなくなり、むこうへいこうとするので、
無理にすすめないで つぎの機会をまつ。
どこまでが ほんとはたべたいのに そっぽをむいているのか、
それとも、ほんとうにもうおなかがいっぱいなのかの
みきわめがすこしむつかしい。

まとめると、お皿にむかわないからとあきらめないで、
しつこくたべものを口にもっていく。
そして、そばについてはげますこと。
応援がうまくとどいて ひと缶ぜんぶをたべてくれたら どんなにうれしいか。

こうしたことができるのは、
ピピが自分のほうから食欲をしめしてくれるときだけで、
ベッドにまるまっているときに いくらお皿をもっていっても たべてはくれない。
からだがよわっているピピにしたら、
たべるだけでも大仕事のようで、
たべおえたあとは 満足そうに毛づくろいをしてから
ただひたすらねむっている(半日でも)。

お医者さんは、さいごの手段として歯をぬく方法をいわれたけど、
それはさすがにむごすぎて わたしにはおねがいできない。
口内炎ができているネコは、ほかの症状をかかえていることもおおいそうで、
ピピも腎臓の調子がよくないのか
水をよくのみ、おしっこをたくさんするようになった。
ひとりでたべたり のんだりできなくなったら、
その状態をうけいれて、しずかにすごすしかないとおもっている。

posted by カルピス at 12:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | ネコ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする