2015年01月25日

村上さんが連発する「がんばってください」に納得する

毎日たのしく「村上さんのところ」をよんでいる。
わかいひとはおもったことを率直に質問してくるし、
そこそこの年齢の方も、村上さんのまえではすごく素直だ。
不倫についての相談が なぜだかすごくおおい。

村上さんは「がんばってください」とよく回答にかいている。
わたしは基本的に「がんばって」がきらいだけど、
村上さんの「がんばって」は、
そうとしかいいようのないニュアンスがつたわってくる。
てきとうに返事をしているわけではなく、
努力でどうにかなるものではないときは
たしかに「がんばって」というしかないなー、とおもう。
うまくいかないことがわかっていても、
やらなければならないときもある。
にげるわけにいかないときは、まえにすすむしかない。
「がんばって」というのはそんなときなのだろう。
「村上さんなら」という限定つきで
「がんばってください」は含蓄のあることばだ。

浮気した夫が、ごきげんとりに『女のいない男たち』をかってきた、
というはなしがおかしかった。

「いやーなんていったらいいのやら。
ムラカミさんも浮気したんだね〜」

なんて、すごく調子がよくてにくめない「夫」だ。
さすがにこのときの回答は、「がんばってください」ではなかった。

いろいろな質問があり、村上さんらしい回答があり、
とてもたのしい。

posted by カルピス at 17:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | 村上春樹 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする