2015年01月27日

とんでもない質問を「とんでもない」とおもいたい

またまた「村上さんのところ」ネタ。

「小説を書こうと思うのですが、何か良いタイトルはありませんか? 
ちょっとしたあらすじなんかも返信してくださると嬉しいです!
(シラカバ、女性、35歳、派遣社員)」
http://www.welluneednt.com/entry/2015/01/26/213900

村上さんが「いったい何を考えているんですか?」と
あきれているように、
この手の「質問」がわたしもしんじられない。
ネットでは、こうした「質問」がごくふつうによせられており、
それにまたこたえるひとがいるから、どうなってるのだとおもう。
この女性は35歳なのだから、
わかいひとに特有のあまえとはいえないだろう。
社会全体で、こういう質問が「あり」という雰囲気になっているのだろうか。
すごい世界だ。それともこれは冗談なのか。

朝日新聞に連載中の『三四郎』をよんでいると、
佐々木与次郎さんの調子のよさがおもしろい。
むかしから、ああいうひとがいたのだ。
シラカバ氏みたいなひとも、ずっと存在していたのだろうか。

これまでで、わたしがいちばんすきな質問と回答は、
「ヤクルトにいる、あのペンギン?」だ。
http://www.welluneednt.com/entry/2015/01/26/203300
つば九郎という名前をはじめてしった。
同僚だった燕太郎のなさけない過去に、しんみりさせられる。

わたしはこっちの世界のほうがいい。

posted by カルピス at 10:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 村上春樹 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする