2015年03月28日

キリンチャレンジカップ チュニジア戦 あたらしいチームのはじまりにワクワクする

キリンチャレンジカップ、チュニジア戦。
ひさしぶりに代表戦をみる気がする。
Wカップで予選リーグ敗退。
アジアカップはベスト8どまり。
アギーレ前監督が八百長疑惑で解任と、
なんだかモヤモヤしたものが代表チームにまとわりついていた。

ボスニア出身のハリルホジッチ氏があたらしい監督にきまったのが2週間前。
その後、実質4日間であたらしいチームの方向性をうちだし、
きのうの試合をむかえた。
「どの選手にもチャンスがある」とはどの監督もいうセリフで、
しかしじっさいにはじまってみると レギュラー陣が固定され、
チームに競争意識がなくなっていくものだ。
しかし、ハリルホジッチ監督のふるまいからは、
くちさきだけで競争をあおっているのではなく、
かつために必要だから公平に選手たちをあつかっているのがつたわってくる。
適切な競争意識にもとづく 規律のあるチームづくりを期待させてくれる。

初招集が川又と藤春。川又はバックアップメンバーとして
小林のかわりに招集され、代表デビューをはたした。
いずれもハリルホジッチ監督が視察した試合で
印象にのこった選手としてよばれている。
宇佐美・永井・槙野・水本も、初招集ではないものの、
数年ぶりにえらばれた。
そして、その川又・藤春・永井がスタメンとしてピッチにたつ。
ゴールキーパーは川島でも西川でもなく權田。
清武がスタメンとしてトップ下にはいる。
ケガから復活したばかりの山口もボランチとして顔をみせる。
よびよせたすべての選手をつかってみたい、ということばどおり、
ハリルホジッチ監督は6人の交代枠をつかいきる。
常連の本田・香川・岡崎はベンチスタートとなった。
海外組だけでなく、Jリーグも、J2でさえ、目をくばっているという
すばらしいメッセージになっている。
こんなにたのしみな代表戦はひさしぶりだ。
あたらしいチームのはじまりを、つよく印象づけた。

ハリルホジッチ監督がかちにこだわるきびしい態度をみせ、
たてにはやくつなぐプレーをもとめているせいか、
選手たちは緊張しつつ、監督の期待にこたえようと、
とにかくまえへボールをはこぼうとする。
そのぶんボールがおちつかないかんじはあるものの、
フレッシュなメンバーによる積極的なプレーに好感をもつ。
後半の途中から本田・香川・岡崎がはいると、
その3人がからんであっけなく2点とってしまった。
まえのチームの主力メンバーが活躍するのは
たのもしいような、残念なような。
しかし、彼らにしても公平できびしい競争のなかにたたされており、
自分たちの地位が約束されたものでないのは
よくわかっているはずだ。
解説の方がいっていた
「フレッシュな選手たちの野心と、常連の選手のプライド」
がうまく作用した試合となる。
Wカップ予選にむけ、ハリルホジッチ監督のチームづくりがとてもたのしみとなる。

チュニジアというと、先日おこったテロの記憶が生々しい。
その直後なので、サッカーどころではないのかとおもっていたのに、
番組ではあの事件についてまったくふれられなかった。
また、ハリルホジッチ監督が前回のWカップで指揮をとっていたアルジェリアは、
チュニジアのすぐとなりの国であり、
友好試合など、日常的な交流があったかもしれないのに
(なにしろ陸つづきだから、車ですぐにいききできる)、
そうした隣国同士の関係についてもコメントはない。
サッカーだけをやってればいいというものではないだろうに、
なにか現実の生活からサッカーだけをとりだして、特別あつかいしているみたいだ。
試合をはなれて番組全体をみたときに、
うわっつらばかりで、ふかみのないものたりなさをかんじた。

posted by カルピス at 10:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする