2015年04月14日

ピピの調子がわるいので、金沢ゆきをとりやめる

金沢にすむ友だちのところへ あそびにいこうとおもった。
松江から金沢まで500キロ。
高速道路はつかわないので、どこかで1泊したほうがいい距離だ。
そうしたおとまりもふくめて 5日間するにすると家族につたえる。

「野宿野郎」の愛読者としては、
ビジネスホテルなんかにとまるのは論外なので、
当然とちゅうの町で野宿をこころみる。
まえに金沢へいったときは、
オバマ大統領で有名になった福井県・小浜市の公園にとまった。
そうしたいき・かえりの野宿をふくめて
たのしみにしていた金沢ゆきだ。
スーパーで1杯ずついれるタイプのドリップコーヒーや
まぜるだけのスパゲッティソースをかい、出発にそなえる。
寝袋はもちろん、ガソリンストーブまで準備した。
自転車とちがい自動車でいくのだからと、つい荷物がふえてしまう。
雨ふりがつづいたり、冬みたいにさむかったりで、
なかなか出発できなかったけど、
ようやく「いまだ!」という日がみえてきた。

でも、それとあわせるようにピピの調子がわるくなり、
トイレまでおしっこをがまんできないことがふえてきた。
ふとんのなかでおしっこをされないように、
朝わたしがピピをかかえてトイレにむかうと、
だかれながらおしっこをはじめてしまう。
いっしょにくらす母の部屋のコタツでも
なんどかおしっこをしていた。
ピピとしてもそうした事態は不本意なようで、
「失敗」したあとは不機嫌そうにテーブルの下でうずくまっている。

そんなピピをみた配偶者は、あろうことか
「こんなときになんで旅行にいくの。
 面倒みきれないかもしれない」
なんてつめたくいいはなつ。
よくあるうつくしいはなしでは、
調子のわるいペットを心配しながらも、
「あとのことはわたしたちがやるから、旅行をたのしんできて」
と家族がいってくれるけど、現実はもっとシビアだ。
それにしても「面倒みきれない」なんてひどい。
5日間るすにすれば、きっとピピはいつかおしっこをするだろう。
そのときに だいじにされなかったら、ピピがかわいそうだ。
残念だけど、金沢ゆきをあきらめて、松江にとどまることにする。

金沢の友だちは、ちょうど(といっていいのかどうか)仕事をやめたところで、
わたしの滞在にじっくりつきあってくれそうだったのに。
わたしがわかいころ、その友だちと、もうひとりべつの友だちの3人が
おなじ町にすんでいた。
いまは、3人とも世間でいうまともな仕事につかず、
仕事をはじめてもすぐにやめたりで、不安定にくらしている。
3人が3人とも定職をつづけられないのは、
なにかおたがいにひかれるものがあったのだろう。
今回の金沢ゆきでは、そんなはなしをたっぷりしようとおもっていた。

旅行をとりやめたと金沢の友だちにつたえる。
おたがいに残念ながら、つぎの機会をねらうしかない。
せっかく野宿の準備をしたのだから、
ちかくの海か山へひとりででかけようともおもったけど、
けっきょくめんどくさくなり、すべてをとりやめた。

朝、ねぼけまなこのピピは、だっこするとおしっこしてしまうので、
タオルを腰にあててオシメのようにつかうコツがわかってきた。
タオルがおしっこをすえば被害はない。
それに、ムニャムニャやってるあいだにすばやくベッドから床におろせば、
呆然としながらも あんがいひとりでトイレにいけるようだ。
いまのところ、たべたりのんだり、
そしてトイレもなんとかできるとはいえ、
かなり不安定な状態でつなわたりしているようにみえる。
ある日きゅうにおきあがれなくなり、なんて日がきても
あわてなくていいように、後悔しないように、
できるだけつきそっておきたい。
のがした旅行は残念だけど、いまはピピといっしょに夜をすごせるしあわせに感謝しよう。

posted by カルピス at 14:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | ネコ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする