2015年06月12日

太平洋戦争での銀輪部隊が 日本にまた登場する日はくるか

田んぼまでのいき・かえりには、できるだけ自転車をつかう。
片道10キロなので、往復1時間だ。
すこしまえのブログに、パンク修理さえできなくてトホホ・・・、
みたいなことをかいたけど、わたしはメカによわいので、
もし自転車がこわれたらこまるなーとおもいながらのっている。
わたしの自転車は、ギアチェンジができるマウンテンバイクなのに、
変速はあまりあてにならないし、
整備がわるいせいか、ちょくちょくチェーンがはずれてしまう。
ブレーキだって すぐにあまくなる。

すべての機械は、調子いいときはありがたいけど、
いったんうごかなくなると なにもかもうまくいかなくなる。
車やパソコンがそうであるように、
自転車においても、機械ものにはとにかく故障がつきものだ。

太平洋戦争のとき、日本軍には銀輪部隊といって、
自転車でうごきまわる部隊があったそうだけど、
ほんとうに役にたったのだろうか。
目的とする機動力を発揮できたのか。
自転車は単純そうにみえて、たくさんの部品からなりたっており、
いくらでもこわれるところがある。
なにかのはずみで部品がいかれたら、もうどうにもならない。

パンクくらいならまだしも、
本格的に故障したらだれにでもなおせるわけではない。
気合でなんとかしろ、といっても、
こわれた自転車はただの鉄のかたまりだ。
戦争映画をみると、アメリカ軍の小隊にはかならず衛生兵がいたように、
銀輪部隊にも、自転車修理にひいでた兵隊が配置されたのだろうか。
調子のわるくなった自転車が数台でたら、
もうまともに部隊として機能しなくなる。
それに、自転車はたいらな道でないとはしれないし、坂道にもよわい。
故障つづきや道路事情で、まんぞくに機動力をいかせない部隊だったのではと想像する。

ウィキペディアをみると、
自転車を戦争につかったときの長所と短所がかいてあった。
燃料がいらないとか、馬みたいに調教しなくてもいいとか、
いわれてみればたしかにすぐれた長所だ。
短所では、わたしが想像したようなことがあげられていた。
わたしがかんがえるようなことは、だれもがすぐにおもいつくのだ。
銀輪部隊は日本軍ばかりではなく、欧米にもあったという。
トラックの数が 日本軍にはじゅうぶんになく、
くるしまぎれにかんがえた「銀輪部隊」かとおもっていたけど、
自転車を軍がつかった歴史はけっこうふるく、採用した国もおおい。
自転車こそが、いちばん手っとりばやい機動力だったのだ。

自転車というと、わたしのようなふるい人間は
中国の町をうめつくす自転車の波をおもいおこす。
中国の人民軍が、自転車をつかった人海戦術で
わーっとおしよせてきたら、ものすごく迫力がありそうだ。
もっとも、中国の軍隊は近代化がすすみ、
自転車なんかにたよった部隊はもうないのだろう。
日本の自衛隊のほうがいまでは貧乏になり、
「秘密兵器」として高性能な自転車を開発しているかもしれない。
軍隊がつかえば自転車も兵器なわけだけど、
自転車のイメージがあまりにも牧歌的すぎて、こわい気がしない。
とはいえ油断はできない。
いまの技術をもってすると、
ものすごいスーバー自転車兵器がつくられている可能性はある。
それに、戦争になったら、なんて
きなくさいはなしが現実味をおびてきているなか、
スーバー自転車ぐらいのところでとどまっているほうが、
クールなジャパンとして評価されるかもしれない。
歴史はくりかえし、日本にまた銀輪部隊が登場する日がくるだろうか。

posted by カルピス at 15:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする