2015年09月23日

サッポロ一番みそラーメンをめぐる DV的ふかいかなしみ

わたしの敬愛するいしいひさいち氏が、
なにかの機会に
「ラーメンは、やっぱりサッポロ一番みそラーメンでしょう」
ときっぱり(たしか)発言していたのをおもいだし、
スーパーのやすうりで 5袋いり298円をかった。
いざというときのストックとして
ダンボールにいれておく。
きのうのひるごはんは、めぼしいのこりものがなかったため、
そのみそラーメンをとりだして おなかをみたした。
わたしの大切なみそラーメンだけど、
家族のために のこり4袋は食器棚にいれておいた。

ところが夜その棚をみると、みそラーメンがない。
配偶者によって、電話のちかくという
ラーメンとしたらありえな場所にうつされていた。
ここはわたしのスペースなのだから、
あんたがかってにみそラーメンなんかおくんじゃないという、
配偶者からのつめたいメッセージだ。
わたしのみそラーメンを、なんだとおもっているのか。
まったく友好的でない態度にわたしはショックをうけ、
4袋のみそラーメンを、災害用ストックのダンボールにもどした。
なんという屈辱感。

彼女は自分がきめた場所に、ラ王や正麺など、
いまふうのおいしいインスタントラーメンをおきたいのだ。
サッポロ一番みそラーメンは、貧乏な学生や、
いしいひ氏のこのみからはただしいラーメンでも、
おいしさだけをもとめる余裕のない選択では はじかれやすい。
わたしはしかし、ほんもののラーメンに似せた
おいしいラーメンに、なんとなく反発をかんじてしまう。
わたしがたべたいのはインスタントラーメンであって、
ラーメンにちかづこうとするインスタントラーメンではない。

みそラーメンにこだわるのはただのノスタルジーで、
わたしがそれだけふるい人間なのだろう。
小学生のころ、学校からかえると毎日のようにおやつとして
日清出前一丁をつくってたべていたのが
わたしとインスタントラーメンとの関係を決定づけた。
生ラーメンもおいしいけれど、
これは別の種類のラーメンであり、
インスタントラーメンといえばチープな袋めんにとどめをさす。
みそラーメンがはたしてきた歴史的なやくわりをおもえば、
インスタントラーメンおき場から みそラーメンをはじくなんて
あまりにもひどい。

けさの朝日新聞で、ドメスティックバイオレンスをとりあげていた。
DV防止法が成立してから15年たつという。
被害の1割は男性なのだそうで、
記事ではめずらしく男性のケースに焦点をあてている。
ということと、みそラーメンのあつかいには
もちろんなんの関係もないけれど、
なんとなく ふかい共感をおぼえながら記事をよんだ。

posted by カルピス at 13:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | 配偶者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする