地元のニュースで自然農法により野菜づくりをしている
妹尾さんご夫婦がとりあげられた。
おふたりとも都会からのIターンなのだそうだ。
都会でのくらしに疑問をかんじ、
島根にひっこしてこられた。
結婚されたのは、島根でしりあってからだ。
農村で一軒家をかり、自給自足の生活をめざしておられる。
ほんの5分ほどの紹介だったので、
くわしいことはわからない。
画面では、大豆を収穫するようすがうつされた。
奥さんはかまどでお米をたいておられる。
ガスをつかっておられないのだろうか。
都会からおとずれた方にツアーを用意して、
自然農法による畑を案内し、
とれた野菜でつくった料理を 味わってもらっていた。
試食した女性は、味がこゆくてすごくおいしいと
おどろいておられた。
妹尾さん(夫)に田舎ぐらしの感想をたずねると、
手ごたえをかんじているとともに、
じゅうぶんな収穫がなかったり、
お金がこころぼそくなったときの
不安をかたられている。
さきのことをかんがえると、
首すじというか、背中というか、
うしろのほうがスースーしてくるのかもしれない。
その不安をかかえながら
ジタバタとなんとかやっていくしかない。
いいはなしだなーとおもった。
野菜づくりだけでは
きっと現金収入がたりないだろうから、
なにかほかの仕事もされているのだろう。
お米をどうやってつくっているのかなど、
番組だけでは くわしい情報がすくない。
もうすこしつっこんで取材してほしかった。
妹尾さんたちは、そうやってじっさいに
田舎ぐらしをはじめられたのだから たいしたものだ。
あとはやめないで つづけていけば きっとうまくいく。
わたしがのぞむのも、米や野菜づくりをしながらの、
なるべくお金をつかわないくらしだ。
島根にすむわたしは、Iターンほどの覚悟がなくても
かんたんに田舎ぐらしをはじめられるのに、
いまはまだ、ようやくお米づくりをはじめたにすぎない。
志をおなじくするひとはたくさんいる。
妹尾さんのくらしをみたら、気もちがかるくなってきた。