2015年12月27日

2015年のサッカー界をふりかえって

きのうは天皇杯の準々決勝4試合がおこなわれた。
決勝戦が元旦におこなわれるのだから、
それまでに出場チームをきめるのはあたりまえだけど、
ずいぶん唐突に予選が再開した印象をうける。
チャンピオンシップがあり、
クラブワールドカップでにぎわい、
もう今年のサッカーはおわったような気がしていた。
広島がそのあいだ ずっとテレビにうつりつづけ、
年間の勝者にふさわしい
成熟したチームのつよさをみせつけていた。
2015年は広島の年だった、というまとめをもって
今シーズンのサッカーは、わたしのなかでおわっていた。
もし天皇杯の決勝がおこなわれなくても、
あんがい気づかないひとがおおかったのではないか。

これはあながちわたしのおもいすごしなのではなく、
じっさいに11月22日がリーグ戦の最終節だったので、
チャンピオンシップに関係のなかったチームは、
1ヶ月以上もちゅうぶらりんの状態におかれていたのだ。
そのあいだに澤選手の引退報道があった。
ヨーロッパリーグへとわたる選手たちも話題になった。
サッカー界は、すっかりシーズンオフの雰囲気だったのだ。

おわったとおもっていたサッカーなのに、
天皇杯の予選というかたちで、
ふたたびJ1のチームが顔をそろえたのだから、
なんだかみょうな新鮮さをおぼえた。
みるほうがそうなのだから、
広島以外のチームは精神的なコンディションづくりが
たいへんだったのではないか。
いちど気もちがとぎれると、
からだはなかなかもとにもどらないものだ。
サポーターにしても、いまさらまた応援するのには、
気もちのきりかえがむつかしかっただろう。
いろんな条件がかさなって
こうした日程にしかたなくなったのだろうけど、
ぎくしゃくした年だったという印象はいなめない。

おわったとおもっていた2015年を、
いまさらながらふりかえってみると、

・アジア杯ベスト8どまり
・ハリルホジッチ監督就任(アギーレ監督の解任)
・2シーズン制の実施
・Wカップアジア予選に意外とくるしむ
・東アジア杯で4位とふるわない
・女子Wカップ アメリカに5-3でやぶれ準優勝
・サンフレッチェ広島がJ1で3どめの優勝
・サンフレッチェ広島がクラブワールドカップで3位
・澤穂希選手の引退
・鈴木啓太選手の引退(個人的にすきだったので)
 ・http://sports.yahoo.co.jp/column/detail/201512150004-spnavi
 ・http://www.webdoku.jp/column/sugie/2015/10/24/072211.html

日本代表に、あまり関心がむかわなくなったいちねんと
2015年をまとめたい。
ハリルホジッチ監督は、はじめ魔術師のように
はなばなしく登場したものの、
そのうちに エキセントリックで
かわったおじさんへと 評価がおちてくる。
いまの日本代表は、アジアにおいてもぬきんでた存在ではないと、
おおくのファンが危機感をもつ年となった。
来年からはじまるアジア最終予選は
かなりくるしいレースになりそうだ。

posted by カルピス at 21:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする