ほぼ日は4年にいちどのこの日を「さぼる日」と位置づけ、
会社をあげて「さぼる」のだという。
http://www.1101.com/20160229/index.html
さぼれ、さぼれ、今日は気持ちよくさぼってみたまえ。
映画館に行け。脂っこいものを食え。人に迷惑をかけろ。
約束を破れ。変な服を着ろ。大事なものを捨ててしまえ。
帳尻合わせのような2月29日を、
いつもと違う何かでいっぱいにしよう。
なんてすてきな提案だろう。
糸井さんが、うえにあげた理念をかかげたのは2008年で、
3回目となる今回は、
すこしずつまわりにひろがっている手ごたえがあるそうだ。
さぼるのを 反対するひとなんか いないとおもうけど、
「会社をあげて」となると さしさわりがでてくるのかもしれない。
バレンタインやハロウィンみたいに、
自由な解釈をくわえながら
日本じゅうにひろまればうれしい。
・なまける
・ぐーたらする
・さぼる
これら3つは、にているようで、
ビミョーになにかがすこしずつちがう。
これらの本質を理解するには、3つのうちのどれでもいいから
とにかく実践してみるといい。
あたまでいじくりまわすだけではだめで、
ある程度かずをこなす必要がある。
糸井さんは、あそびとして「さぼる」を提案しながら、
おおくのひとが じっさいに「さぼる」機会を得た意味はおおきい。
さぼるのがじょうずなひとは 年をとるにつれて
ますますさぼるのがじょうずになり、
そうでないひとは、いつまでもうまくさぼれない。
この格差をすくなくするには、
無理をしてでもさぼる体験がどうしても必要となる。
社会全体がいっせいに「さぼる」のに
抵抗があるひともいるかもしれない。
そんなひとこそ、日常的なさぼりがもとめられている。
「4年にいちど」では すこしものたりない。
とはいえ、毎月ではありがたみがないので、
春・夏・秋・冬の季節にあわせて
いちねんに4回くらいがちょうどいいとおもう。
それくらい頻繁に「さぼる」を体験すれば、
さぼり方が自然と身についてゆき
日本独特といわれる仕事のスタイルが
すこしはかわっていくだろう。
わたしもこの日をたのしみにしてたけど、
なぜかいちにちずれてかぞえており、
きょうが2月28日だとかんちがいしていた。
あしたが本番だとおもっていたら、
あしたはもう3月1日だ。
4年にいちどしかない わたしの2月29日は、
しらない間に どこかへまぎれてしまった。
いつもあたりまえにさぼりすぎていると、
さぼる日をとりにがしたりするので油断ならない。