田んぼの ものおき小屋づくりにむすことでかける。
このまえの仕事で、
だいたいのわくぐみができており、
きょうは波板をうちつけ、
補強用の金具をとりつけるだけだから、
かんたんにおわるはずだ。
とはいえ なにがおこるかわからないので、
念のため お弁当も用意した。
おにぎりとサッポロ一番みそラーメン。
おかしや紅茶もかばんにいれた。
仕事はすぐにかたずき、
そのあとはピクニック気分をたのしめるだろう。
職場からインパクトをかり、
ポリカの波板に穴をあけてから クギをうちつける。
インパクトをつかうと、かんたんに穴があく。
波板だけでなく、角材にクギをうつときも、
インパクトをつかって
とちゅうまで穴をあけておくと すごく楽だ。
このまえ苦労してクギをうったのは
なんだったのかと 拍子ぬけする。
くわしい設計図にそってつくったわけではなく、
とくにすみっこは、おもわぬすき間ができている。
こまかいところにおよんだしわよせを、
つじつまあわせで なんとかごまかす。
すきまだらけだらか安全
(一酸化炭素中毒に、なろうとおもってもなれない)、
という自虐ギャグがあるけど、
一酸化炭素どころか、肝心の雨と風さえ
ふせげない気がする。
できあがった小屋に足踏脱穀機いれたものの、
もしもの用心で、ブルーシートもまいておいた。
秘密兵器でもないのに ブルーシートをかぶったままの足踏脱穀機は
今回の仕事を象徴しており、残念な景色だ。
しばらくようすをみて、雨がふきこまないようなら
ブルーシートをはずして デビューさせよう。
たいした作業量でないとはいえ、
いちにち小屋づくりにとりくんだので
さすがにつかれた。
はじめはむすこに丸なげをしていたなんて、
ずいぶんひどいおもいつきをしたものだ。
なりゆりきはともかく、
もうすぐ家をはなれるむすこと
こうしていっしょに小屋づくりができたのは、
ものすごくしあわせなのかもしれない。
とりあえずの完成をいわい、
プレミアムモルツで乾杯した。