きょうの活動はサンドイッチづくり。
できたサンドイッチをもって、
午後はお花見にでかける お気楽メニューだ。
職場につくと、サンドイッチの材料が
すでに用意されていた。
サンドイッチ用のパン(耳なし)6袋
サンドイッチ用のパン(耳あり)2袋
ハム・チーズ・ゆでたまご
バター(といいたいところだけど、ほんとはマーガリン)
マヨネーズ・ホイップクリーム・カンヅメ(マンゴーとモモ)
レタス・きゅうり・こしあん。
こしあん?
想像力をためされる材料で、なにやら血がさわぐ。
職場にあったパンの本に、
サンドイッチの写真があり、
いろんな具をはさんだ食パンが
冗談みたいに たかくつみあげられていた。
そのままでは もちろんたべにくいだろうけど、
サンドイッチづくりのたのしさが よくあらわれている。
こんなふうに、ありあわせの材料を
テキトーにパンにのせれば それでサンドイッチだ。
パンにバターをぬり、
すきなおかずをのっけて はさめばいいのだから
サンドイッチづくりは かんたんで だれにでもできる。
その本のようなサンドイッチづくりをしたいとおもっていたら、
きょうはまさにそんな企画なのでうれしくなる。
ふつうにお弁当をたべたうえに、
これだけの材料をつかったサンドイッチを
お花見にもっていこうというのだから
わたしの胃袋からは かんがえられない別腹感覚だ。
わたしもお弁当をもってきていたけど、
せっかくのサンドイッチが
すこししかたべれないのは かなしいので、
お弁当は夕ごはんにまわし、
サンドイッチだけをしっかりたべる作戦をえらんだ。
たべてみると、マンゴーとモモのカンヅメは、
あまりサンドイッチにあわない。
ホイップクリームにまみれたマンゴーは、
マンゴーといわれなければ わからない味覚にかわっている。
ホイップクリームのあまさでごまかして のみこむかんじだ。
こしあんの活用は だれもおもいつかなかったようで、
封をきらないままのこされていた。
けっきょく、できあがったサンドイッチは
常識的な範囲内におさまる フツーの作品だった。
ただ、量だけはじゅうぶんにある
(とおもっていたのに、けっきょくぜんぶなくなった)。
できたサンドイッチをラップにくるみ、パットにのせる。
すこしまえから、サンドイッチ用のお弁当箱が、
意外とおろそかにされているとかんじていた。
お弁当として サンドイッチをつくるのは あんがい便利で、
食パンだけでなく、ロールパンやバケットにはさんでも
かんたんにたのしいサンドイッチができあがる。
問題は、サンドイッチにふさわしい いれものがないことだ。
タッパーでは、パンのおおきさにあわせられない。
むすこが保育園にかよっていたとき、
保母さんのひとりが牛乳パックをひらいて
サンドイッチをつめていたのに感心した。
どんなおおきさにもあわせられるし、
リサイクルの点からもいいアイデアだ。
ただ、色気がなく、いつも牛乳パックでは
なんとなくさみしそうな気がする。
ここはなにか、もっていくだけでたのしくなる
お弁当箱がほしいところだ。
ふつうのお弁当に、わたしはアルミのドカベンをつかっており、
つかいがってや、みた目の迫力にじゅうぶん満足している。
パンをつかったお弁当にも、アルミのドカベンみたいな
説得力のあるいれものがほしくなった。
きょうつくったサンドイッチは、
ちいさなかたまりごとに サランラップでくるみ、
それをプラスチックの箱につめてもっていった。
量がおおすぎるせいか、ぜんたいがグチャグチャになり
うつくしいとはいえない姿だ。
生活の質をたかめるためにも、
お弁当のいれものには気をくばりたい。
きょうのサンドイッチづくりでは、
バターとハムにチーズや、
マヨネーズときゅうりだけ、のように、
シンプルなものが そのままストレートにおいしかった。
つかう具はすくないほうが 舌にわかりやすい。
こしあんをどうサンドイッチにいかすのかは まるごと宿題となる。